【解説】G&L L-2000は3種類ある!! | USA Premium Tribute
G&Lの隠れた名機 L-2000
僕も所有しているG&L L-2000は
・JB+PB+MM=L-2000
・ソレでいて個性が強い
・ハマる人にはハマる
という特徴がありますね。
日向に出るベースではない印象ですが名機と言って差し支えないと思いますよ。
エレキベース業界に名を残し続けるレオ・フェンダーの最後のメーカーですからね。
品質に関しては言わずもがな――強い魅力を持っているベースです。
(G&Lがメジャーでない理由は諸説あると思います)
そんなG&Lの顔とも言えるベースが
このL-2000という訳です。
【紹介】G&L L-2000 Tribute | インドネシア製
そんなL-2000なのですが実は結構バリエーションが豊かで複雑という事情があります。
同じL-2000でも
・USA
・Premium
・Tribute
この3つがありますからね。
(この3つの中でも時期によって製造国が違ったりと色々あるのです)
今回はそんなL-2000の各種を記事の中でご紹介していけたらなと思っています。
是非、参考にしてみて下さいね。
では、本編へどうぞっ!!
L-2000の3種類は価格と品質が違う
先ほども書いたようにL-2000には
・USA
・Premium
・Tribute
この3種類がありますね。
そして、この3種類は価格と品質によって棲み分けが成されていると言って良いでしょう。
【解説】Bacchusのシリーズをご紹介! | 初心者から上級者まで大満足 | エレキベース ブランド
Bacchusのベースが各種をシリーズ別で分けているのと同じ理由ですね。
その前提で先ほどの表に言葉を付け加えると、
・USA(最上位 / 生産中 / USA製)
・Premium(中上位 / 生産完了 / 日本製)
・Tribute(中位 / 生産中 or 生産完了 / インドネシア製 or 日本製)
と言った位置づけになります。
G&LのL-2000にはエントリーモデルと呼ばれる価格帯は存在しません。
(3万円~7万円台のベースは存在しないと解釈して下さい)
中位モデルのTributeでも、
中古の価格でこのくらいですからね。
定価が15万円で市場の新品価格は9万円からと言ったところ。
(USA L-2000だと定価は38万円ほどで市場価格は25万円と言った感じです)
要するに安くないんですね。
お値段に比例して品質はTributeでも良い印象ですよ。
僕の1本もTributeですが良い音を奏でてくれています。
とても良い買い物でした。
(現状は新品が超品薄なので中古品で探すのが無難かと思います)
G&L USA L-2000
USAで作られる最上位のG&L L-2000ですね。
L-2000が誕生したのは1980年とのことで実は歴史が相当に深いというのも興味深い。
(良い楽器なだけにもっと世間に浸透して欲しいという希望はありますね)
材質に関しては結構個体によって違いがあります。
ただ、基本的な作りは
・スワンプアッシュボディ or アルダーボディ
・メイプルネック
・メイプル指板 or ローズウッド指板
この作りで市場に出回っている印象です。
L-2000の最大の特徴は、
・2つのハムバッキングピックアップを搭載していること
・2つを複雑に組み合わせて多彩な音作りを可能としていること
コレが最大の魅力だと思います。
ピックアップのフロント・リア・ミックスのどれを使うのか?
シリーズ接続(直列)かパラレル接続(並列)か?
(注:年代や時期によってはTap――シングルコイルピックアップとして使う機能も付いています。選ぶ際にはご注意くださいね)
パッシブベースかアクティブベースかトレブルブーストか??
要するに、
・フロントピックアップ / ミックス / リアピックアップ
・シリーズ接続 / (Tap / シングルコイル) / パラレル接続
・パッシブ / アクティブ / アクティブ+トレブルブースト
コレだけの組み合わせから自由に音作りができる訳です。
そりゃ、L-2000は多彩な音作りと表現されるのも頷けますよ。
当然の評価です。
そして、本家USAのL-2000は各部の作り込みから木材の質まで一切の妥協はありません。
価格は相応に高いですが「本気のL-2000」を味わうには1番の選択かと。
最上位と言われるだけの価値はあると思いますよ。
G&L Premium L-2000
今となっては中古品でしか見られない希少品となってしまった日本製のL-2000です。
フジゲンが製造を担当していました。
(現在は生産完了しています)
Premiumの特徴としては、
・基本構造はUSAのL-2000と同様 / 日本製造でコストカット
・木材の構成も近しい
・Tap機能が付いている / シングルコイルピックアップとして使用可能
と、言った感じ。
土台はL-2000でそこはどのシリーズでも変わりません。
そして、この日本製のL-2000は一部でも愛好家が居るくらい完成度が高いベースだったります。
(あのフジゲンが製造に携わっていた訳ですし)
状態の良い1本は今でも中古価格が高い印象ですかね。
人によってはUSAよりもPremiumの方が好みかも――なんて意見もありますし。
Tap機能が標準で付いている日本製のL-2000ということで人気もありますね。
マニア向けではありますが探しても良い1本だと思います。
G&L Tribute L-2000
もっとも安価で手に取りやすい中位のL-2000です。
コチラは現行品なので比較的探しやすいかな~っと思いますね。
(そうは言っても市場在庫が少なく新品が中々見つかりませんが)
このTributeにも特徴があって、
・基本構造はUSAのL-2000を参照 / インドネシア製造でコストカット
・木材の質は本家USAに劣る / トップ材にアッシュを使って中にバスウッド等々
・Tap機能は付いていない / シリーズ接続 or パラレル接続のみ
こんな感じで随所にコストカットの影響が見られていますね。
そうは言っても音の要である2基のハムバッキングピックアップはUSAと同等のものを使用らしいです。
コストカットは海外製と木材という点で図っているみたいですね。
【紹介】G&L L-2000 Tribute | インドネシア製
実際に持っている僕の身としては
コストカット版とは思えないクオリティの高さ!!
という印象なので音に関しては問題ないと考えて下さい。
価格以上の価値は明確にあるでしょう。
このTributeにはちょっとした豆知識的なポイントとして、
日本製のTributeが存在する
という変わった特徴があります。
【used】G&L L2000 TRIBUTE MADE IN JAPAN #8120288 4.14kg – Geek IN Box
Premiumと同様に現在は生産は完了しています。
完成度は日本製(フジゲン)ということで高いとの話もよく聞きますね。
どちらを選ぶかは好みと言ったところでしょう。
楽器選びの参考にしてみて下さいな。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「G&L L-2000の各シリーズを解説」というテーマで記事を書いてみました。
最終的に総括してみますと、
・最上位のUSA / 最強で妥協なし
・中上位のPremium / 日本製で作り込みに定評がある
・中位のTribute / コスパ○の価格良し
こんな感じでしょうか。
徹底的な完成度を求めるならUSAですしL-2000に手軽に触れたいならTributeでしょう。
ご自分がどの程度のL-2000を求めるのか??
そこにフォーカスしつつ機材を探してみて下さい。
参考になったなら嬉しいです。
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ご精読ありがとうございましたっ。
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