【解説】ジャズベース系ネックを持ったハイクオリティなプレベ | Fender #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass
ハマ・オカモト氏のシグネイチャーモデル
日本で初めてあのFenderとエンドースメント契約を果たしたベーシストであるハマ・オカモトさん。
彼がFenderと共に開発したシグネイチャーモデルのプレシジョンベース。
ソレがコチラの1本です。
【Fender / #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass】
個人的に#4はとても音の完成度が高いな~っと思っていますね。
その上で、
・手に取りやすい価格を実現(コストカット)
・プレイアビリティが高い(ジャズベース系ネック)
・Fenderの名を冠するハイクオリティ
十分にプレベを買う際の検討に入れて良い1本だと思います。
今回はそんなFender #4 HAMA OKAMOTO Precision Bassについて解説してみましょう。
是非、参考にしてみて下さいね。
では、本編へどうぞっ!!
楽器としての完成度が純粋に高い
シグネイチャーモデルを語る上で一定の割合であるお話かと思うのですが
アーティストの名を冠した機材は手を出しづらい
こんな考えを持つ方も居るかも知れません。
しかし、本機に関して言えば「そこを度外視しても素晴らしい完成度」と思っています。
特にFenderはアーティストの名を冠した完成度の高いベースが多い印象です。
【Fender / Deluxe Jazz Bass V Kazuki Arai Edition】
King Gnuの新井和輝さんのモデルもシグネイチャー度外視で完成度がとても高い。
そういった意味で#4も万人が安心して使ってOKという特徴を持っています。
ジャズベースのネックを搭載する独自の個性も持っていますからね。
【Fender / #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass】
シグネイチャーモデルという名前の部分にお金や品質を持って行かれている印象は皆無です。
純粋にハイクオリティを追求して作っている。
この点が好印象です。
(アーティストと一緒に高品質なベースを作っているという表現が正確だと思いますよ)
仕様 / #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass
シグネイチャーを抜きにして楽器としてのクオリティが高い。
そうした前提で本機のスペックを解説して行きましょうか。
【Fender / #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass】
ボディ材はバスウッド、ネック材はメイプル、指板材はローズウッド。
ボディがバスウッドなのは価格を下げる目的もあると思います。
ただ、純粋に音の傾向を良い意味で素直に伝えるという強みもあると思っています。
【解説】バスウッドボディの特徴 | エントリーモデルに採用される=質の悪い材ではない
この辺りは僕としてもネガティブに捉えていませんね。
音の抜けが非常に良いという印象を受けました。
加えて本機が持つ最大の強みの1つにネックのシェイプという点がありますね。
プレベのボディでありながらネックの部分はジャズベースという。
ナット幅も38.1mmで握りやすく扱いやすいです。
取り回しが容易で動き回るスタイルでも全然弾きやすいと思いますよ。
手数が多いスラップ等のフレーズでも柔軟に対応ができますね。
そうした上でシグネイチャーらしいハマ・オカモトさんのこだわりもしっかり反映されています。
パドルペグの採用であったり。
ブリッジカバーが付いていたり。
フィンガーレストが付いていたりと外見的にも強い個性を持っています。
総体的に見てとても良い1本だと思いますよ。
プレベを志す最初の1本としても。
ガチで本機を使い続けるにしても。
どういった層の方々にも「おすすめ!」と僕は言えると思いますよ。
ハイエンド系のプレベと仕様を比較してみよう
同じFenderの中で高価格帯に分類されるプレベと言えばAmerican Vintageでしょうか。
コチラですね。
【Fender / American Vintage II 1960 Precision Bass】
【Fender / #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass】
(ベースを知らない方に2本を並べたら多分見分けられないと思います 笑)
今回は名機であるAmerican Vintageと#4の仕様をザッと比較してみましょう。
分かりやすいように表を作成してみました。
コチラをどうぞ~っ!!
Fender #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass | Fender American Vintage Ⅱ 1960 Precision Bass |
---|---|
市場価格:130000円~ | 市場価格:360000円~ |
ボディ材:バスウッド | ボディ材:アルダー |
ネック材:メイプル | ネック材:メイプル |
指板材:ローズウッド | 指板材:ローズウッド |
ナット幅:38.1mm | ナット幅:43.2mm |
ピックアップ:Vintage-Style Split Single-Coil Precision Bass® | ピックアップ:Pure Vintage ’60 Split-Coil Precision® |
フレット数:20 | フレット数:20 |
スケール:34インチ | スケール:34インチ |
もちろん言うまでもないですが木材の品質は同じ名前でも全然違うとは思います。
アメビンに使われる木材は最上級であることでしょう。
そういった前提で「HAMA OKAMOTOベース、メチャ頑張ってない!?」と思います。
全体の構成から考えても明らかにヴィンテージスタイルを意識しています。
スペックや作りなどから考えてもソレは明白ですよね。
その上で「ジャズベネック」という個性を盛り込んで扱いやすさにも特化している。
バスウッドという点も全部合わせて
ポジティブなアプローチで人々のニーズを満たしている
と、僕は思っています。
下手な廉価版などでは断じてないですよね。
価格の中でできる最大限を尽くした結果としてソレを飛び越えた製品に発展した。
そう考えても良いと思います。
総評して「素晴らしいニュースタイルのプレベ」という評価が僕の感想です。
参考にしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「Fender #4 HAMA OKAMOTO Precision Bass」をテーマに記事を書いてみました。
総評して、
・ハイコストパフォーマンス
・最大限を尽くした名機
・ユーザーに寄り添った作り
普通にプレベのメイン機として使っても遜色ないくらいの完成度だと思いますよ。
僕もバスウッドのジャパン・ヴィンテージのベースを使っていますが鳴りはとっても良いものです。
【紹介】Fender Japan PB62(1989~) | ジャパン・ヴィンテージ
時代が進歩してソレを現代版で高品質で作り上げた――そう解釈しても良いでしょう。
ハマ・オカモトさんの強いこだわりも感じられる素晴らしい楽器でした。
是非、検討の中の1本に入れてみて欲しいな~っと思います。
参考にしてみて下さいね。
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ご精読ありがとうございましたっ。
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