【5選】予算度外視!! クオリティ重視でおすすめのハイエンドベース

お金のことを思考から外してみよう!!
エレキベースは2万円台から購入もできますが上を見ると500万円(!?)というお値段が付くベースもあります。
1961年から1962年のFender Jazz Bassは状態次第でこの価格帯にもなり得ましょう。
希少価値という側面は否めませんが事実として「数百万円の1本はある」ということ。
僕もベーシストの端くれという訳で、
1度は予算を度外視してベースを買ってみたい!!

今回はそんな妄想(欲望)を記事の中で叶えてみようと思いますよ。
僕が本気で「欲しい!!」と思うお値段を無視したスーパーベースたち。
コレを5本でご紹介してみよう。
そういった企画です。
いちベーシストのリアルな意見として参考にしてみて下さいね。
では、本編へどうぞ~っ。
Fender Custom Shop / 1961 Jazz Bass
いやぁ、ベーシストとして1961’sのJazz Bassって夢ですよね。
ガチモンのヴィンテージの1961年製を買うのも乙なものですが個人的には現代の技術は捨てがたい。
僕の場合は予算を度外視してもカスタムショップ製の1961’sが候補に挙がります。
(マスタービルダーシリーズがあったらそっちに行くかもですね)
フォルムは個人的にサンバーストなのですがアルダー材verがないのでマッチングヘッドのホワイトです。
スタックノブはロマン(欲しい)
実用性の面では絶対に不必要だと思うのですがこの年代ならスタックノブは必要でしょう。
後は上記のフォルムで言うことナシですね。
材もTHE・60’sというアルダーボディ・(柾目)メイプルネック・ローズウッド指板。
レリック加工も完璧にバチッっと決まっているので、
風貌からして既にヴィンテージの格を持っている

そんな印象を抱かせてくれます。
特にネック部分の枯れ方の再現なんて見ていて惚れ惚れしちゃいますね。
予算度外視で買うにはまず候補に挙がるブランドでしょう。

Fender / 1970’s Jazz Bass(Vintage)
個人的に改造前提という意味でヴィンテージを視野に入れるなら70年代です。
【Jazz Bass ’72 Refinish Black/M w/ Black Block & Binding(¥583,000)】
個人的にはこういったバリバリに改造済みの(フルオリジナルではない)1本を買った方が実用的かと思います。
(どうせ後から手を加える腹づもりなので……笑)
僕の理想としては、
① 70’s特有の硬い音は欲しい / リアの位置が重要
② アクティブベース化したい / Sadowskyのプリアンプを導入したい
③ 要するにマーカス・ミラー風
こんな感じですね。
ボディ材に関してはアッシュの方が良いとも思いますがアルダーも捨てがたい。
この辺りは市場の在庫次第で要検討と言ったところでしょうか。
60年代のヴィンテージは個人的に「価格は希少価値に大きく持って行かれている」という印象なのでどうしても手が伸びづらい。
ヴィンテージの独特の枯れた音を求めるなら70年代でも十分です。

Freedom Custom Guitar Research / O.S. Retro 60s JB5
国産のハイエンドとして個人的には最強格だと思っているのがフリーダムです。
木材の質から扱いまで徹底的にこだわり抜いた東京の工房の技術は凄まじいの一言。
アルダーボディ+メイプルネック+ローズウッド指板という伝統的な組み合わせもフリーダムが制作したとなると信頼性が段違いです。
ルックスに関してはパドルペグにネックバインディングとブロックインレイというとても個性的なもの。
なお、本モデルは5弦ベースなのですが「5弦が4弦ベースのように鳴る」という強い定評がありますね。
4弦モデルで良い製品が5弦になると「アレ??」というパターンは実によく見かけます。
フリーダムに関してはその辺りは心配要らないと思いますよ。
ただし、お値段はその分だけ高い――のですが、正直に言って海外の製品だったら同じクオリティの1本は100万円近くになるのではないでしょうか??
理由は為替と輸送コストです。
そういった意味で理想のハイエンドベースは日本国内で買うのが僕のおすすめ。
余計なコストはもったいない!!
フリーダム、マジでおすすめです。
(いつかは欲しいな~……)

Kikuchi Guitars / Custom Bass 4st
あのSadowskyのTYO(ティーワイオー)を担当していた菊池氏が担当する国産のスーパーベースです。
フリーダムと比較しても甲乙付けがたい最強格の一角でしょう。
中でもCustom Bassは文字通りカスタムラインのモデルなのでクオリティはひと味違う。
Sadowskyでお仕事をしていた菊池氏ならではのスタイルがふんだんに取り入れられています。
具体的には、
① チェンバードボディ / カスタム次第で変更は可能かと
② Sadowskyを彷彿とさせるブーストのみの2BandEQ
③ 弦高を下げても破綻しない精度の高さ
こうした部分に強みを感じます。
先ほど「70’sのFenderを買ってSadowsky風に改造をする」というお話をしましたね。
ただ、そういった改造を施さなくてもSadowskyの魂を持つ菊池氏のギターを手に入れることでニーズが満たせる可能性はあります。
と、言うか、十二分にあります。
早い話がカスタムラインでオーダーすればきっと叶えてくれるでしょうからね 笑
ヴィンテージに重きを置かないなら選択肢としては有力と言って良いでしょう。

Atelier Z / M#245
いや~……予算度外視でもね、M#245は外せないんですよ 笑
ヘビーなアッシュボディにメイプルネックとメイプル指板という木材の組み合わせ。
ソレに加えてBartoliniのXTCT+Spectrum Boostをプリアンプとして搭載しています。
価格こそ今回ご紹介したベースたちの中では控えめですが『特化した個性』という魅力は他にない強みですよね。
木材各種、プリアンプ、ローアクションが可能なセッティング等々。
要するに、
どうぞ、全力でスラップをして下さーい!!

M#245とはそういうベースに振り切った1本だと思っています。
僕の理想的なドンシャリはM#245で間違いないです。
ただし、ドンシャリを強め過ぎるとバンドのアンサンブルの中で抜けが悪くなるというデメリットがありますよね。
バンド全体との相性や性質もあるでしょうし。
何処でもM#245で戦えるか――。
否、難しいと思います。
個性を弱めちゃうと「M#245である意味とは……??」みたいな印象になりますし。
(ソレなら「FenderのJazz Bassで良くね??」と言われてしまいそう)
なので、
僕みたいなソロ専でスラップばっかりのベーシストなら魅力的になる

こういった感想に落ち着きます。
ああ、ちなみにAtelier Zは国産のベースなので為替の影響は受けませんね。
そういった意味でもお値段はお買い得だと思います。
否、ソレでも十分に高いけどね!!

まとめ
いかがでしょうか?
今回は「予算度外視!! クオリティ重視でおすすめのハイエンドベース」というテーマで記事を書いてみました。
いやぁ、夢のある(希望としては)良い記事でしたね 笑
現実の問題としてはコイツら1本でも買ったら「音楽で食っていく!!」という強い覚悟が求められる気がしています。
十全に彼ら名機を活かしてあげる場所が欲しいかなと。
僕の手には正直に言って余ります。
今のメイン機であるWoodlineですら「過分である」という印象ですし。

ただ、動画を投稿したりする身として最近は「ようやく身の丈に合ってきたかな??」と思うようにもなりました。
高いベースを買って後から自分が追いつくのも1つの手法としてはおすすめですよ。
いちベーシストの意見として参考にしてみて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!