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【解説】トレンド系小説の書き方 | 流行から物語を描いていこう

ましゅ / MaSu GAR
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トレンド系小説とは?? / Web小説

トレンド系小説という名称は僕が勝手に呼んでいるだけの単語です。

今の流行や読者のニーズを色濃く反映している作品たち。

要するに、

流行を理解して捉えた最近の書籍化作品たち

コレを指す言葉ですね。

Web小説で言えば「テンプレ」「パターン」「王道」のすべてを兼ね備えた作品のこと。

今の主流だと、

・ゲーム内転生系

・不遇 → 成り上がり

・追放 → 実は凄いヤツ

みたいな印象でしょうか??

時勢に合わせた定番という感じです。

本記事では「トレンド系小説の書き方」について僕なりに解説していこうと思います。

1つの意見として参考にしてみて下さいね。

(前提)基本的な小説の書き方は?

コチラに関しては過去の記事で僕が既に解説してあります。

こんな感じですね。

初期の文章なので拙いですがそこはご勘弁を(需要があればリライトする予定です)

基本的な構成は単純でして、

・プロット / キャラクター / ストーリー制作

・初稿

・推敲(改稿)

・投稿

と、言った感じです。

この部分は基本とも言えますし作家さんの個性によって変動するもの。

上記の記事はあくまでも僕の個人的な手法の1つに過ぎません。

参考程度にお願いします。

今の流行を掴み取ろう

Web小説ではトレンドを逃すというのは読者を逃すというも同義です。

素直にトレンドに従った作品と自由にオリジナルな世界を描いた作品。

どっちが先に芽を出すかは前者なのです。

なぜなら、

Web小説にはその「トレンド」を読みに読者はやって来ているから

当然ですよね。

後者で成功するのも不可能ではありませんが実力と運の両方を持っている必要があります。

中々に骨が折れる。

なので、書籍化を目指したい――そう志すならトレンドには従おうと僕は断言しておきます。

選べるなら無理をして逆行する必要もない。

(僕みたいに致命的にトレンド系小説を書く才能がない著者もいるのですが)

テンプレ系が書けるなら素直に従っておく方が無難です。

精神衛生上も良いと言えるでしょう。

成功の可能性もグッと上がりますよ。

そういった前提で、今の小説の流行を掴むには

・Web小説投稿サイトのランキングを見る

・比較的新しめの書籍化作品を見る

・その書籍化作品が何巻まで刊行されているかを追う

こうした動き方が有効でしょう。

最近は特に出版業界の状況が厳しいようで「2巻で打ち切り」というケースも目立ちます。

(打ち切りという文面はなく続刊が出ないという形ですね)

続刊が出続けている作品はどんなものか?

なぜその作品は続刊が出るのか?

どういった文章内容の傾向があるのか??

こういった側面で分析をしてみると良いでしょう。

小説を書く上でも必ず参考になると思います。

トレンド系小説 / メリット

トレンド系小説のメリットはとっても分かりやすいと思います。

こんな感じですね。

・仕事としての小説が成立しやすい

・一定以上の需要が期待できる

・エンタメこそが大正義

トレンド系小説は芸術性とは無縁の在り方を享受する小説です。

美しさや文の味などではなく「面白さ」にすべての主眼を置いています。

ココを外さない限りにおいて仕事として小説を書けるし一定以上の需要もある。

文章力よりも求められるのは

「読者が希望する世界を描けるか??」

という点なのです。

なので、勢いで衝動のままに書いた作品がバカウケしてそのまま書籍化する。

そんな例もある訳です。

欲望が夢に――夢が現実になる。

トレンド系小説の持つ最大の魅力と言えますかね。

トレンド小説 / デメリット

トレンド系小説の運命は「流行」にすべてを左右されます。

ソレこそが強みであり最大の弱みでもあるのです。

・流行の廃れに致命的に弱い

・消耗品的な小説になりがち

・独創性に欠ける / 流行に縛られる

書き始めたタイミングが悪くトレンドが切り替わってしまった。

連載開始のブーストに乗れずそのままくすぶってしまう。

そうしたパターンも失敗の王道の1つです。

書き慣れたWeb小説家の方であれば、

「即撤退。新作構想。即投稿」

というように素早い切り替えができるもの。

Web小説は数打って当てるが成功のパターンの1つなのです。

上記で挙げたデメリットへの対策もキッチリできている訳ですね。

流行に縛られるという点も「仕事」と割り切っていれば受け入れられます。

つまり、

トレンド系小説の最大のデメリットは(ある程度の)ドライであること

だと思います。

自作を割り切って消耗品的な使い方を受け入れる。

(書籍化打ち切りと同時にWeb版の連載を止めるパターンも決して少なくないです)

こういった強い割り切りの気持ちが求められる点がデメリットだと僕は思いますね。

人気の出ない作品に執着しても仕事が回らない――。

ジレンマです。

ココを乗り切る精神力が求められると言えるでしょう。

(打ち切るのか? 完結まで頑張って持って行くのか??)

あくまでも僕の1つの意見に過ぎません。

参考にしてみて下さいね。

まとめ

いかがでしょうか?

今回は「トレンド系小説の書き方」というテーマで記事を書いてみました。

基本的には、

① 今の書籍化(ランキング)とその動向を見て学ぶ

② 読者が求めるパターンの小説を徹底的に量産する

③ 成功時は連載継続 / 失敗時は即撤退 → ①へ戻る

コレの繰り返しを続けることになります。

実際に書籍化を数多く出している作家の先生を参考にしてみると良いでしょう。

先駆者の先生方がどういった動き方をしているのかも大いに参考になるかと思います。

勉強の意味も込めて気に入った作品があればお手に取ってみて下さいね。

ご精読ありがとうございましたっ。

ではではー!!

ABOUT ME
MaSu GAR
MaSu GAR
小説家&ベーシスト
web小説家歴6年。ベーシスト歴15年。近年は本腰を入れてコンテストや公募に挑戦中。ソロベーシストとしてYouTubeでも活動している。『継続力』こそが最大の強み。
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