【完全版】理論なしでもOK!感覚派ベース初心者の始め方ガイド

はじめに:こんなあなたに読んでほしい
僕がこの記事を書いた目的は以下の通りです。
・理論とかよく分からん!! / ソレでもベースを始めたい
・「好きな曲を弾きたい」という感覚重視の方へ
・僕も同じ / その体験をベースに上達の糸口を示したい
こんな感じですね。
読んで貰えれば確実に貴方の持つ「音楽への苦手意識」が払拭されると思います。
楽譜を読む……??
音楽理論を知る……??
ソレは上達した後でも間に合いますし「必要ない」という方も一定数居ます。
貴方の不安を取り除き自分の趣味(楽しみ)を増やしましょう。
その為の一助として貰えれば嬉しいです。
ベースって理論知らなくても楽しめる??
コレに関しては、
知っていた方が有利 / 知らなくても楽しめる

この一言に尽きると思います。
音楽理論はザッと難しい言葉を使わずに簡単に説明すると、
理論を介して他のミュージシャンと言葉を交わすためのツール(言語)
なので、プロのミュージシャンを志すなら「あって損はしない」ということ。
普通に音楽(ベース)を楽しむなら「なくても大丈夫」ということですね。
音楽理論を知らないと始まりの1歩も踏めないんじゃ……??

そんなこたーありません 笑
趣味でベースを楽しむ上で重要なのは「自由の中でリズムを刻むこと」だと思っています。
楽しくなきゃ1歩も2歩もない――という訳でまずはやってみようということなのです。
ベースの基本的な役割は、
① リズムをしっかり刻むこと(=リズム感を養うこと)
② 曲に沿ったベースラインを刻んでいくこと
③ 総じてバンド(=音楽)全体を支えていくこと
コレに尽きます。
逆に言うと、
リズムもベースラインも破綻なくバンドを支えられるなら自由でも良い

最近はテクニカル系のスーパーベーシストがフロントマン的な役割を担うシーンも増えて来ました。
音楽の初心者の方々が見ても分かりやすい「凄さ」が一定数求められる時代。
この凄さを養うのはある程度の自由な練習や発想力だと思います。
理論は必要に応じて学んでも遅くありませんよ。
僕が保証しましょう。
(こんな風に弾いている僕も未だに音楽理論はマジでちんぷんかんぷんですから 笑)
感覚派ベーシストの始め方:3ステップ
僕自身「よー分からんけどなんか聴けりゃ良いっしょ」という適当なところからベーシストの始まりを切っています。
(ベースを始めたキッカケは「ベーシストが居ない」というバンドの為でした)
教育係も不在な中で僕は自由にベースを学ぶ――そりゃ感覚派にもなりますね。
独学による感覚派ベーシストのステップアップを解説して行きましょう。
① 好きな曲を1つ選ぶ(初心者向けの簡単なもの)
ご自分の中で「この楽曲が好き!!」というテーマを1つ見つけるのは良い手法です。
なるべく「音がガチャガチャしていない」という要素に加えて「テクニカル系を押していない」という楽曲だとなお良いでしょう。
(いきなりサスフォーの97.9Hz↓とかに手を出すと絶望&挫折に繋がります 笑)
Suspended 4th 97.9Hz Bass Playthrough

僕も過去にいくつか例を挙げて解説しているので参考にしてみて下さい。
ルート弾き(同じ音が連続する)が多い楽曲を可能な限り練習してみると良いと思います。
最初の頃は、
・指の動かし方が分からない
・力の入れ具合が分からない(基本は脱力がマジで大事)
・ベース弦が硬くて苦労する(練習あるのみ)
なのでまずは同じ音を連続して鳴らすことを意識してみましょう。
スロー再生の機能が付いているなら(YouTube等ですね)活用してローペースから音を合わせてみるのも良いかと。
僕がやっていた実際の合わせ方は、
弾いてみた動画と同じ指の動かし方(特に左手のフレットです)を真似てみる

メチャローペースで良いです。
0.75倍速とかでも良いでしょう。
1個ずつゆーっくりと音を合わせていく。
コレはとても非効率的に思えますが実は音の並びを学ぶのに役立つのです。
極めていくと「心地よい音の並び」が定番であることに気付くハズ。
カンタンな曲だとソレも分かりやすいかなーっ思いますよ。
実践してみて下さいね。
② 音源を聴きこむ / 耳を育てよう
ベースを学んでいくと「耳コピ」という言葉が飛び交うようになるハズです。
コレは、
楽曲を聴いて音を理解して自分で合わせていく

こういった作業になります。
完全コピーにはなりにくいのが特徴――というか個人的には魅力です。
独自のアレンジが入った唯一無二の演奏になるので(是非はともかく)僕は好きです。
上記のようなTab譜を買ってコピーするのが確実で良いのですが、
音符がががががg(ry

こうなる僕にはTab譜がどうしても合わないのです 笑
なので、
① CD(音源)を聴きこむ
② ベースの音を聴き分けてみる
③ 分からない場合はYouTubeの演奏動画を観てみよう
このスタンスも1つの魅力として僕は良いと思っています。
事実として僕はコレでずーっと今までベースを弾いてきていますからね。
弾けないところはアレンジで乗り切ってダメそうなら改善するも良し。
トライ&エラーはクオリティを上げる上で必須ですし楽しいです。
参考にしてみて下さい。
③ 雑でもOK! とにかく音を出してみよう
上記の「やってみよう」という耳コピのスタンスに近しいものがあります。
まずはソレっぽく音を出してみる――。
コレが1つの「楽しさ」に繋がると僕は思っていますよ。
超・理論派でベースの技術を構築するなら、
・座学 / 音楽理論等の基礎を学ぶ
・実習 / 理論の実践
・本番 / アーティストとしての本懐
こういった段階を踏んでいく必要があるのではないでしょうか??
決して悪くない実に効率的な手法だと思いますが独学には独学の魅力があるのです。
音を出す喜び――。
楽しさ。
ある種の縛られないが故に自由な発想で音楽を楽しむ。
そうやって自分の得意を伸ばしていく。
個性という強みを凝縮して披露するというコレまたアーティストの1つの形でしょう。
下手っぴだって良いです。
僕だって最初の頃は目も当てられないくらいヒッドイ演奏をしていましたよ。
ソレでも今は(一応は)立派にベースの音を世に発信している訳です。
自由にやりましょう。
そして、必要になったら座学なり知識なりを求めて動けば良いのです。
あまり肩肘を張らずに楽しんでみて下さいね。
機材も最低限でOK:感覚派おすすめセット
機材に関しては本当に最低限で良いと僕は思っています。
ソレこそ「アンプは要らん」と思っている派ですし。
具体的には、
【Bacchus / WJB-1DX RSM/M】
メインのベースとしてコレを買いつつ、
【FEYCH / ギターシールド】
安価なエントリー用のシールド(ケーブル)を購入して、
【Steinberg / IXO12】
このオーディオインターフェイスをパソコンにくっ付けてベースとパソコンを繋げるだけでも楽しいと思います。
音を聴くには、
【Audio-Tecnica / ATH-EP100】
こんな感じで3.5mmの端子を持つヘッドホン(またはイヤホン)があれば可能です。
お持ちの方は追加のコストは掛からず済みますね。
初期投資として圧倒的に低価格に抑えること。
ソレと同時にクオリティを最大限に上げようとするとコレが最適解です。
特にBacchusのベースとSteinbergのインターフェースは世間的にも定評がありますし。
買っておいて損はないでしょう。
是非、参考にしてみて下さいね。
よくある不安&Q&A
上記の記事の文章の中で色々とお答えして来ましたが、
ソレでもまだ不安が……

多くの方が抱える汎用的な不安に対して僕なりの回答をしてみましょう。
3つほどテンプレート的な質問をご用意してみました。
丁寧に解説して行きましょうね。
① 楽譜が読めないのですが……??
ありがちな1つ目の質問から行きましょう。
楽譜(Tab譜?)が読めないのですが……??

心配は一切不要です。ベースの楽譜(Tab譜)は何弦の何フレットを押さえるのかメチャ分かりやすく書いてあるので。

以下のようなサンプルが分かりやすいでしょうか??
|—————-|
|——–2–3—-|
|–3–5———-|
|—————-|
譜面上ではTab譜はこう書かれています。
上から1弦・2弦・3弦・4弦を示しているのです。
この譜面だと「3弦3フレット→3弦5フレット→2弦2フレット→2弦3フレット」を鳴らします。
メチャカンタンなのでTab譜派の方も安心してベースを始めてみて下さいな。
② フォームとか正しくない気がする
コレに関しては僕も最適解が示せる訳ではないのですが、
演奏のフォームとか弾き方が正しくない気がするのです

僕のブログでも色々と紹介しているので参考にどうぞッ!!

ぶっちゃけフォームやスタイルに効率や合理的な側面はあれど絶対の解答はないのです。
もっともスタンダードなツーフィンガーのフォームも、

指を入れ込む角度とかに些細な違いがありますし――メリットやデメリット(使いどころ)などが色々あるのです。
テクニカルでド派手なスラップに関してもスタイルが色々あります。

僕はフリースタイル派なのでそっちの方面は色々と語れますし、

後々のテクニカルな要素であるロータリー奏法等も色々と語れます。
極論で言ってしまうと「どのスタイルにもメリット&デメリットがあって必要なこと」という話になってしまうので。
最終的には「色々できるようになるぞっ!!」くらいの気概で楽しむ方がラクかと思います。
1つのやり方がダメで「うげェ(もうダメだ~……)」と諦めてしまうのはもったいない。
色々とご自分に合うやり方にトライしてみて下さいね。
③ なにを練習したら良いのか分からない
コレに関しては目標ということになりますね。
なにを練習したら良いのか分かりません……

まずは記事内でも挙げた「好きな曲を練習する」こと。基本的には1曲丸っと演奏できたら次でも良いですね。飽きたら他でも全然OK。まずは音を鳴らして慣れていくことから始めましょう。

この「目標」という点に関しては人によって違うので絶対の答えはありません。
ただ、
あのド派手に演奏しているカリスマベーシストに憧れているのですッ!!

こういう方はその人に憧れてベースを手に取った訳ですからね。
目標となるベーシストの楽曲に(四苦八苦しながら)挑戦するのも1つの手です。
必ず突き当たる壁が色々と出てくる――と、思うので「その部分をどうするか??」が攻略のカギになるでしょう。
例えば、
① 1日に1時間のベースを弾ける時間がある
② 30分は簡単な曲で手を慣らす(育てる)
③ 後半の30分は大好きなバンドの楽曲に(無理でも)挑戦してみる
こういったベースの楽しみ方は全ッ然アリです。
要はモチベーションを保てればソレでOKな訳ですからね。
楽しみ方は人それぞれで良い。
自由で良い。
あまり型にはめずに独学らしいフリーな楽しみ方をしてみて下さいね。

まとめ / その他の役立つ情報等
いかがでしょうか?
今回は「理論なしでもOK! 感覚派ベース初心者の始め方」というテーマで僕の経験も踏まえつつ解説してみました。
基本的に、
① 自由を大事に独学の魅力を謳歌せよ
② できない=ダメではない / 色々な側面に手を出すも良し
③ 好きを大事にとにかく音を鳴らしてみよう
こんな感じが全体のイメージとなるでしょう。
ガチッと型にはめて学ぶなら講座なり音楽教室になりに通うのが早いです。

スポット的に通信講座を使うのも良いでしょう。
ただ、
独学でも音楽は楽しめるし上手くなることだって不可能じゃない!!

ソレは僕自身が今もベーシストとして楽しい日々を送っていることが証明しています。
自由だからこそ自分の力でその不足を補うこともまた楽しい。
できない部分を自分なりのアプローチで乗り越えていく。
こういうスタイルで「我が道を行く」も魅力の1つです。

僕の持っている知識を踏まえて色々と好き勝手に記事を放出していますし、

こんな感じで初心者の方の為のステップアップになる記事をリストアップしているものもありますよ。
ベース好きの方には必ず役に立つ情報があるハズ。
是非、お役立て下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!