【解説】フェンダーが展開する手に取りやすいアクティブベース!! | Fender Player II Modified Active Jazz Bass

フェンダー公式の17万円なアクティブベース!!
フェンダーは比較的にパッシブベースが多い印象です。
アクティブベースで言うと、
・American Ultra(最上級 / 40万円)
・Player Plus(ミドル級 / 20万円以内)
この2つがイメージとして強いです。
そして、
【Fender / Player II Modified Active Jazz Bass】
今回はPlayer Plusが進化してPlayer II Modified Activeになりました!!
American Ultraは40万円近い価格ですがPlayer II Modified Activeは驚きの17万円です。
フェンダー公式の手が込んだアクティブベースがこの価格で買える――。
素晴らしい選択肢だと思います。
詳しく解説してみましょう。
スペック / Fender Player II Modified Active
今回のPlayer II Modified Activeは明確な進化と言って良いでしょう。
少なくともPlayer II(パッシブ版)とは内容が大きく異なっています。
【Fender / Player II Modified Active Jazz Bass】
アルダーボディにメイプルネックとローズウッド指板(またはメイプル指板)という組み合わせはPlayer II(パッシブ版)と変わらず。
ハイエンドにも使われるド安定の組み合わせですね。
そして、モディファイの名に相応しい18Vの3BandEQなアクティブベースになっています。
パッシブ&アクティブ切り替えのトグルスイッチも搭載。
上から順に、
① ボリューム
② ピックアップセレクター
③ ミドル / トーン(デュアルポット)
④ トレブル / ベース(デュアルポット)
⑤ トグルスイッチ(パッシブ or アクティブ)
こういったちょっと変わった(フェンダー曰く「まったく新しい」)パッシブ&アクティブで柔軟に使い分けられる作りになっています。
この価格帯としては驚異的な作り込みだと言えますね。
ピックアップも進化していてPlayer II Noiseless Jazz Bassというノイズレスに特化した代物になっています。
ブリッジも4-SADDLE HIMASS BRIDGEというちょっとフェンダーっぽくない(バダスっぽい??)作りになっているようですよ。
全体的にクオリティがとても高い!!

単純にPlayer Seriesをアクティブ化したのみならず。
作り込みが凄い。
17万円台で買えるとは思えない素晴らしい1本です。

パッシブのPlayer IIと仕様を比較をしてみよう
パッシブ版のPlayer Series(既製品)は以下の1本になります。
【Fender / Player II Jazz Bass】
そして、
【Fender / Player II Modified Active Jazz Bass】
今回のモディファイ(アクティブ)は上記の1本ですね。
こうして見ると価格が全然違いますが内容の方はどうでしょうか??
実際に表を作って比較をしてみましょう。
コチラをどうぞっ!!
Fender Player II Modified Active Jazz Bass | Fender Player Ⅱ Jazz Bass |
---|---|
市場価格:176000円~ | 市場価格:104000円~ |
ボディ材:Alder | ボディ材:Alder |
ネック材:Maple | ネック材:Maple |
指板材:Maple or Rosewood | 指板材:Maple or Slab Rosewood |
Pickups:Player II Noiseless Jazz Bass | Pickups:Player Series Alnico 5 Single-Coil Jazz Bass® |
Controls:Master Volume, Pan Pot (Pickup Selector), Treble Boost/Cut, Midrange Boost/Cut, Bass Boost/Cut, Active/Passive Tone, Active/Passive Mini Toggle | Controls:2Volume 1Tone |
Bridge:Fender HiMass with Chrome-Plated Zinc Saddles | Bridge:4-Saddle Standard |
生産国:メキシコ(MADE IN ENSENADA) | 生産国:メキシコ |
アクティブベースであることも当然に違いますがピックアップやブリッジもパッシブ版のPlayer IIとは全然違いますね。
アクティブを前提としてノイズレス化やブリッジの仕様変更等が入っています。
18Vのパワフルなサウンドは前衛的なベーシストに最適かと。
パキパキな音にしてスラップを楽しむのも良いでしょう。
3BandEQ(BASS / MIDDLE / TREBLE)もあって音作りは非常に多彩です。
メイン級の1本として十二分な資格を持っていますね。
20万円以内でフェンダーのアクティブベースが欲しい!!

こうした方にはおすすめな1本になります。
購入の参考にしてみて下さいな。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「Fender Player II Modified Active Jazz Bass」をテーマに記事を書いてみました。
以前に書いた、

この記事の中では「PlayerとPlayer IIで差がない」という結論でした。
今回は、
明確にModifiedの名に相応しい進化を遂げている

こう言い切って問題はないほどにクオリティが高い1本に仕上がっていると思います。
少なくともPlayer II Jazz Bassとは中身もまるっと違う1本になっていますよ。
(木材くらいしか共通点はないですね)
意図的にこっちを選ぶ価値は十二分にあります。
検討してみて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!