【解説】フリースタイルのスラップのやり方 | フォームを画像付きでご紹介します

フリースタイルとは? / スラップの種類について
世間では一般的に、
① 振り抜き型 / ラリー・グラハムやマーカス・ミラー / オーソドックス
② バウンド型(?) / ルイス・ジョンソン
③ フリースタイル / フリー(Flea)
というようにスラップのスタイルが分けられている印象です。
初めに言っておきますと、
僕はフリースタイル以外のスラップが(ロータリー奏法以外)できません

生粋のフリースタイルのスラッパーによる記事なのでご了承下さい。
一般的なスラップのスタイル(振り抜き型)は、

こういう形だと思います。
一方でフリースタイルのフォームは、

こうです。
明確な違いは「親指が弦に対して縦に向くか横に向くか」と言ったところ。
フリースタイルは縦(下)に親指を垂らす形です。
この下げた親指を弦に向かって叩き付けることでサムピング(親指)を鳴らします。
今回はこのフリースタイルのフォームについて解説していこうと思いますよ。
参考にしてみて下さいね。
構え方 / 画像
スラップの基本はサムピング(親指)とプル(人差し指)で構成されています。
今回の場合だとまず4弦を下向きに構えた親指で叩くというパターンですね。
フリースタイルだとこんな感じの動き方になります。


手首の回転を使って親指を弦に叩き付けてみて下さい。
「ボン、ボン、ボン」
コレがサムピング(サム)です。
サムと同時に2弦の下側に人差し指を入れ込んでおいて下さい。
サムができたら今後はプル(人差し指)に移行します。
2弦の下に入れ込んでいた人差し指を引っ張って持ち上げてみましょう。


サムと同様に手首の回転を使ってハジくのがコツですね。
「ビンッ、ビンッ、ビンッ」
コレがプルです。
後は実践あるのみなので実際の演奏の動画を見てみましょう。
【実例 / フリースタイル】
親指を叩き付けて鳴らす。
人差し指を持ち上げて弦を引っ張って鳴らす。
(動画を見て貰えば分かるように手首の回転は大事ですよ)
この形が基本形となります。
フリースタイルのメリットってなに??
コレに関してはフリースタイル全開の動画を見て貰うと分かりやすいかと。
コチラをご覧下さい。
弾むようなアクセントと躍動感が印象的かな~っと思います。
ザックリと言葉にするなら、
サウンドの傾向がパーカッシブ(叩く)ニュアンスになる

という感じ。
一般的な振り抜き型は弦を弾くというイメージがありますね。
対して、フリースタイルはそのサムの特徴から叩くという印象が強いです。
どちら共にメリット&デメリットがあるので優劣は付けがたいです。
もしも時間が許すなら、
フリースタイルも振り抜き型も(+バウンド型も)全部できるよ!!
という状態が理想ですね。
ロータリー奏法との兼ね合いも考えると他のスタイルも習得しておいた方が良いでしょう。
ただ、
僕自身はフリースタイルから親指を強引に曲げてロータリー奏法をしている

フォームをちょこっと工夫するだけでも対応は可能なのです。
両方を習得しようとすると習慣づけるという意味で苦労を伴うでしょうし。
ので、僕は一方のスタイルを突き詰めても良いと思っています。
上の動画が実際にフリースタイル+ロータリー奏法の形を取っている動画です。
僕の中では親指を(強引に)横に曲げる時はイコールでロータリー奏法というクセが付いています。
なので、フリースタイル以外のスラップができないという訳ですよ。
こういったベーシストも世の中には存在しているということ。
1つの例として参考にしてみて下さいね。

まとめ
いかがでしょうか?
今回は「フリースタイルのスラップのやり方」というテーマで記事を書いてみました。
スタイル的にも派手なので人気がある形かと思います。
一般的な振り抜き型と明確な違いは、
親指を弦に対して垂直(下)に向けて構える
という点ですね。
僕はフリースタイルのサウンドが気に入っているので使っていますよ。
使う理由は人それぞれかと。
本記事がスタイルの習得や興味の一助になったなら嬉しいです。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!