【ベースレッスン#2 スラップ】音楽理論を使わない! 心地の良い《形》で覚えよう!!(初心者向け) | 3-4(1-6)4-5(2-7)4-7(2-9)3-7(1-9)
音楽理論は用いない / Tab譜も使わない
ベースレッスン#1(前回記事) と同様に今回も音楽理論やTab譜は使いません。
本企画の中ではどちらも基本的には用いないつもりです。
初心者の方でも直感的に演奏できる――レベルアップの架け橋に繋がる。
趣味レベルで楽しむことを大前提とした「弾けることを楽しむ」ためのフレーズであることをご理解下さい。
プロを目指す方には音楽理論はほぼ必須級のスキルでしょう。
あくまでも一つの楽しみ方として選択をして貰えたら嬉しいです。
【#2】3-4(1-6)4-5(2-7)4-7(2-9)3-7(1-9)
今回はスラップを使った簡単なフレーズです。
120bpmのリズムマシーン・メトロノームを使って下さいね。
今回も前回と同様に数字で
X-Y → X弦のYフレット
というように複雑でない数字――フレーズを形で覚えて貰います。
(x-y)←はスラップのプル(人差し指側)で弾く音だと解釈して下さい。
サム(親指)で叩く側はいつものように()←なしで記載しています。
その方がサムとプルの判断が付きやすいかな~という僕なりの配慮です。
さて。
今回のフレーズですが演奏の《形》自体は前回の演奏 | 3-4 4-5 4-7 3-7 | をそのまま踏襲しています。
コレをスラップに改造していこう――という趣旨ですね。
3-4(1-6)4-5(2-7)4-7(2-9)3-7(1-9)
このうちの3-4 4-5 4-7 3-7という部分は前回とまったく変わらず。
ここの部分は親指で弾く(叩く)という形です。
各音に続いて()部分を人差し指で
3-4(1-6)4-5(2-7)4-7(2-9)3-7(1-9)
というように弾く(ハジく)だけです。
3-4(1-6) = 3弦4フレットを親指で叩き1弦6フレットを人差し指で弾く。
この法則を他の数字にも当てはめる。
これだけです。
↑に押弦する場所を番号でマークしておきました。
青い線はスラップの位置関係を示した線です。
形も覚えると応用が利くかと思います。
知識としての理屈
理屈で言えば――
オクターブ上とは現在弾いているフレットから2弦分上に移動して2フレット分ハイフレット(高音側)にズラす形のこと。
3-4(1-6)
上記を例にすれば3弦4フレットの位置から2弦分上に移行して2フレット分ハイフレット側にズラした1弦6フレットを弾くこと。
この形を繰り返すフレーズを「オクターブフレーズ」と言いますね。
スラップはこのオクターブフレーズの形を取るケースが多いです。
覚えておいて損はないですが――色々なスラップフレーズを弾いていると身体で勝手に覚えます。
1つの知識として参考にして下さいね。
実際に弾いてみる
前回の記事でも言ったように音を出してみるのが一番に早いのです。
耳で聞いて目と肌で覚えるのが一番に早い。
理屈は抜きにしましょう。
今回もテーマを1つに3つに分けた演奏をしてみました。
初心者の頃は最初のフレーズをひたすらに慣れるまで繰り返すと良いでしょう。
慣れてきたら中盤~後半のフレーズをコピーしてみて下さい。
ちなみに僕はフリースタイル(親指を下に下げるタイプ)のスラッパーです。
スラップにもいくつか種類があるのですがその辺りの解説はまた別記事で行うとします。
余談:フリースタイルのメリット&デメリット
フリースタイルのメリットは
・叩き付ける(パーカッシブな)ニュアンスが出しやすい
・サムとプルの回転を早められる
という点があります。
一方でデメリットは――
・ロータリー奏法が不得手である(要所で構え方を変える必要がある)
・サムの音量が小さくなりがち(特にハイフレットや1・2弦)
という感じでしょうか。
テクニカルな奏法に対してちょっと工夫が必要になるのがフリースタイルのデメリット。
明確ですね。
ですが、大丈夫です。
あえて言うなら完全に好みの問題ですので。
演奏者次第でどうとでもできます。
どっちでも心配しなくても大丈夫ですよ。
まとめ
いかがでしょうか?
音楽理論を学ばなくても音楽は楽しめる。
今回はスラップを主軸に記事を起こしてみました。
ぶっちゃけて言うと完全にコピーをする必要はまったくありません。
最初のフレーズだけは真似して欲しいですが中盤~後半は自分なりのアレンジで全然問題はありません。
「楽しく弾ける」ということが大事ですからね。
自分なりに今回の原型を元に好き放題なアレンジを楽しんで見て下さい。
同じ形に留まらないように――これだけはご注意下さいね。
自分が知っている《形》は定期的にシェアしていこうと思います。
続きの記事もお楽しみにして下さいな~。
ではでは~!!
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