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小説
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【解説】小説におけるテンプレ展開のメリットは? | 結論:読者も作者もゴールが明確である

ましゅ / MaSu GAR
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この記事を書いた人

名前 / Name  
ましゅ / MaSu GAR 

職業 / Occupation
清掃業、ブロガー(Web小説家&ベーシスト)

実績 / Achievements
Web小説家として7年目。ベーシストとして16年目。自己表現をテーマに様々な活動をしています。知識欲が旺盛です。

昨今のラノベはテンプレ系が強い

僕もWeb小説に触れて長いですが、

・長文系タイトル

・パターン化したストーリー展開

・異世界転生 or 異世界転移

このジャンルが圧倒的に強い影響力を持っています。

書籍化してメディアミックスする作品も元はWeb小説から発足した――というのは珍しくないですね。

こうして世間に求められるには明確な理由があると僕は思っています。

Web小説で成功したいと思うなら、

トレンドを理解して掴む

こうした努力が必要になるでしょう。

是非、記事の中で一緒に理解を深めていきましょうね。

ではでは、本編へどうぞっ!!

カロリーが低いものが現代では好まれている

食べ物の話ではなく小説でのお話ですね。

ここで言うカロリーとは、

作品を読むに当たって必要な熱量

この要素を指します。

まず大前提としてですが、

オリジナル系の創作を読むのは高い熱量が必要になる

こうした点はご理解下さい。

具体的な理由として、

・まったく知らない架空の世界観の中で

・どういった時代背景なのかを1から理解して

・どういった展開やキャラクターの傾向なのかを理解する

ココに高い熱量を必要とする――コレが従来の小説の形です。

(僕自身はこっち側の小説を書く人間です)

オリジナルな世界観なのでまったく分からない未知の領域に足を踏み入れる訳ですよ。

そりゃ、熱量が要りますよって話です。

ところが、テンプレ系の物語だとこの部分がバッサリと省かれるのです。

・異世界系なので大体が中世風のファンタジー

・展開もあらすじ通りで流れが決まっている

・キャラクターも流れに沿って生きている

オリジナリティは確かに物語ごとに存在しています。

ただし、その前提には「テンプレート」が明確に存在している訳です。

『異世界に転生したが無能扱いで追放されるも後に最強となって周囲を見返す』

テンプレ系の王道の1つですね。

こんな感じで読者の方が「ある程度のストーリーを掴みやすい」というのが現代のトレンドでしょう。

見通しが立っているので安心感を持って読み進めることができるのです。

つまり、作品を理解するに当たって必要なカロリーが低い。

究極的なWeb小説のニーズとしては、

手軽でヘルシーで美味しいスナック菓子が山ほど求められている

と、僕は思っていますね。

コストパフォーマンスと言い換えても良いでしょう。

メディアの媒体こそ違いますが、

YouTubeで動画を10秒スキップしながら見る

なんて記事が話題になったりしましたね。

現代では多くの人々が致命的な時間不足を抱えています。

1人に与えられた時間は24時間。

その24時間では到底足りない――ソレだけ社会が発展したということでしょうね。

是非は置いておいて今のトレンド(流行)がそういった形なのです。

創作を志す僕ら側もフォーカスするのは当然でしょう。

効率の良いテンプレ系が求められている

この効率という話は、

・読者にとって

・作者にとって

という意味です。

創作をする側には読者が求めているモノが分かりやすいというメリットがある。

創作を読む側はブレのない安心感のある物語を楽しむことができる。

双方に明確な得があるのです。

だからこそ現在までず~っとトレンドとして長続きしている訳ですね。

この明確な相互利益がある以上は今後も続く関係になるでしょう。

当たり前の話ですが、

小説は読者があって初めて成り立つビジネスの形

小説に限った話ではありませんね。

ニーズ(読者)がないジャンルに金銭を投資する出版社は存在しません。

極論を言えば、

とち狂った出版物でもニーズが極端にあるなら出版は検討される

コンプライアンスの範囲内で、という但し書きは付きますけどね。

反対の意味で、

面白い作品でもニーズを満たせない作家には投資してくれる存在が現れづらい

こういった側面もあるでしょう。

厳しいようですがコレがビジネスです。

作家側も意識することを忘れてはいけませんよね。

とっても大切なことです。

意外と食わず嫌いなことも多い

僕も昔は、

「テンプレ系なんてモンは邪道だ!!」

というお決まりの悪態を吐いていた側です。

でも、実際に読んでみると確かに「強み」は存在しているのですよ。

分かりやすい物語は1つの形として面白いのです。

小説に限らず「必要とされているもの」には必ず「理由」が存在しています。

創作者の側も柔軟に世間に適応していく必要があるでしょう。

サブカルチャーの芽を摘んではいけませんよね。

積極的に発展を喜ぶべきでしょう。

そして、もしも貴方が、

「テンプレ系を書くのが大好きです!!」

という方なら、

「頑張って書いて下さい!!(読ませて下さい!!)」

と、僕は全力でその背中を押すでしょう。

是非、面白い小説を世に出して――広めて僕に読ませて欲しいものです。

どんな形でも良いのです。

僕はいち創作者の1人として創作を志す方に敬意を示しています。

楽な道のりではありませんが諦めないで欲しい。

その願いを示して本記事を〆ようと思います。

まとめ

いかがでしょうか?

今回は「テンプレ系の持つメリットは?」というテーマで記事を書きました。

前提として、

オリジナル系の創作を読むのは高い熱量が必要になる

一方のテンプレ系は、

・異世界系なら大体が中世ファンタジー風の世界観

・型にはまった展開で読みやすいし書きやすい

・キャラクター要素も王道を取り入れる

というように非常に分かりやすい――そのお手軽さが最大のメリットです。

読者にも作者にも得があるWIN=WINの文化と言えますね。

Web小説やライトノベルの執筆を志す方は、

トレンドを理解して掴む

ココを大事にしてみて下さい。

読者の方が求めるものをキッチリ書けるというのは1種の才能です。

テンプレ系が好きテンプレ系が書きたいという方は是非挑戦してみて下さいね。

(僕は最近ちょっとずつ〝書きたい〟という気持ちが芽生えています)

今回もご精読ありがとうございましたっ。

ではではー!!

ABOUT ME
MaSu GAR
MaSu GAR
小説家&ベーシスト
Web小説家歴7年。ベーシスト歴16年。近年は本腰を入れてコンテストや公募に挑戦中。ソロベーシストとしてYouTubeでも活動している。『継続力』こそが最大の強み。
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