【解説】小説の情報収集のやり方 | 基本はネットと書籍+自分の足です

執筆において情報収集は制作のキモ
例えばの話ですが、
中世ヨーロッパ風のファンタジーが書きたい
こういった構想が頭の中にあったとします。
こうした時には、
- 土台となる中世ヨーロッパの情報を知る(貴族階級など)
- 創作という前提で何処までズラすかを考える
- キャラクターや世界観(建物や衣装)を設定する
こんな感じで情報(データ)を前提として物語を組み立てていきます。
もっと言うと、
現代の学園ものが描きたい
こういった場合にはもう少しシビアになりますよね。
動き方としては、
- 現代の学校がどのような動きなのかを知る
- 現代の学生たちの常識を理解する
- 今と昔の違いをしっかりアジャストして物語を構築する
こんな感じでファンタジーの世界よりもっと突き詰めて情報を集める必要がある訳です。
(現実世界を舞台としているので誤魔化しは利きません)
さて。
では、情報を集めるためにどういった手段を講じるべきなのか?
方法は分かりやすく3つとしましょう。
- インターネット
- 書籍
- 現地調査
各々のやり方に応じてメリットや気をつけるべき点があります。
情報収集ができてもその情報が的確であるかどうか。
ココも重要ですからね。
僕の経験を元に各種の方法について解説していこうと思います。
是非、参考にしてみて下さい。
では、本編へどうぞっ!
インターネットを用いた情報収集
僕がこうして情報を発信している場こそがインターネットですね。
インターネットの最大のメリットは、
情報が膨大でお手軽に手に入れられる
コレでしょう。
とにかく誰でも簡単に情報が集められるという部分は評価すべき点ですよね。
逆にここがデメリットでもあります。
誰でも手軽に情報を集められる = 誰でも手軽に情報を発信できる
なので、
情報の正確度に対する信頼性が低い
この事実はどうしても否めません。
Googleで検索をして1番上に表示されたサイトが必ずしも正確な情報を提示しているとは限らない。
そもそも、僕がこうして発信している情報すら「必ず正しい!」とは言えない訳です。
僕という人間の主観が情報の中に含まれていますからね。
公平で正確な情報は心がけていますがハズレの時もありましょう。
こうした問題に対してどう対処すべきか?
簡単な方法として、
- 同じ情報に対して複数のサイトを参照する
- インターネットと書籍の情報を併用する
コレが手っ取り早いでしょう。
1つのサイトや人物を絶対視して情報を固めないようにご注意下さい。
幅広い情報収集を心がけてみて下さいね。
リアリティの参考になるかと思います。
書籍を使って情報を集める
これも情報収集の鉄板と言えましょう。
- 書籍を購入して調査をする
- 書籍を借りて調査をする
アナログ的な手法で情報を集めようという方法ですね。
インターネットと同様に手軽ですが金銭面や行動面(借りる・購入等)で手間が多い印象。
ですが、
書籍には編集社の目が入っているので比較的情報の信頼性が高い
コレがインターネットとの大きな違いでしょう。
僕はインターネットと書籍の併用を基本的には推奨していますね。
どんな分野でも書籍はやっぱり大事です。
書見台などで見開きながら執筆をすることも多いですよ。
↑のこんな感じのものですね。
こうして書籍を眺めながら足りない情報をインターネットなどで補完していく。
コレだけでも十分にリアリティのある物語は書けると思います。
参考にしてみて下さいね。
実際に足を運んで情報を集める
コレが1番に労力を伴う(金銭も伴う)手段と言えましょう。
学校のリアルな構造が知りたい = 先方にお願いして廃校などを見せて貰う
被写体そのものを自分の目で見るというやり方ですね。
よりリアリティがある物体が描けるかなーっと思いますよ。
ただし、
リアリティ ≠ 作品の面白さ
この事実は考慮しておくべきでしょう。
超丁寧に描写してリアルを最初から最後まで描ききった――。
この場合は「単なるノンフィクション」になってしまいますからね。
作品を描くに当たって、
「何処までリアリティが必要かな??」
この部分は調査の中で考えてみて下さいね。
必要だと判断した際には労力を惜しまずに作品の完成度を上げてみて下さい。
ご自身が納得いく作品が出来上がることを祈っております。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「小説を書くに当たって情報収集はどうするの?」というテーマで記事を書きました。
- インターネット
- 書籍
- 現地調査
それぞれにコストや労力、正確性などに注意すべき点があります。
自分に合った方法はどれなのか?
現実的な部分と相談しながら良い作品を書き上げて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!