【解説】ベースは筋肉がつく? 筋力や筋トレが大事? | 結論:大事です(必然的につきます)
ベースの演奏には体力を相当に使う
皆さんはエレキベースがどれくらいの重さを持っているかご存じでしょうか?
一般的な平均は4kgほどと言われています。
僕が持っている Bacchus Handmade Series 02 Woodline 4st は大体4.3kgですね。
【紹介】Bacchus Handmade Series 02 Woodline 4st(BEGINING期) | ベース 奇跡の出会い
僕は基本的にベースを立って弾くのですが1度の演奏で1日に1~2時間くらいでしょうか。
4kgを持ったまま立って演奏を続ける。
なにもしなかったとしても体力を使うのは想像に難くないでしょう。
その上で
・利き手側の指を使ってピッキングする(指の筋力)
・腕や手首を使って演奏をする(手首や腕の筋力)
・利き手の反対側の指は指板を押さえる力が必要(握力)
というように腕の力をよ~く使って演奏するものです。
ベースを続けていると知らないうちに筋力を使っている――筋肉が付いているということもあるでしょう。
ベースは筋肉!!
YouTubeなどでプロのベーシストの方々が放つ言葉ですが僕も実際にそう思います。
今回は
いかにベースで筋力が大事か?(実際にどんな部分で実感するのか?)
というテーマでお話をしてみましょう。
是非、参考にしてみて下さいね。
では、どうぞっ!
初心者の頃は演奏の維持すら大変だった
自分で言うのも変ですが僕は他の人よりも身体能力が高かった側の人間です。
特にスポーツテストなどでは妙な誇りを持っていましたね 笑
ベースを始めたのが高校2年生の頃だったと思いますが、その時点で学内で1、2位を取るような成績でした。
そんな人間がベースを始めてまず思ったことが
ベースってこんなに弾くのが大変なのか……??
です。
当時は駆け出しのペーペーな訳でスラップなんて知りもしません。
なので延々とルート弾きを楽曲のコピーと共にしていた訳ですよ。
1曲を弾く頃にはもう腕が疲れている。
スポーツでも感じない別の種類の疲れ方をするんですね。
じわじわっと来るような疲労感――とでも言いましょうか。
最初の頃は本当に大変でした。
それでも諦めずに1ヶ月、3ヶ月、半年、1年とず~っとベースを弾き続ける。
身体的な痛み(傷み)は相当なモノでしたよ 笑
・指の皮が裂けて血が出る(両手指)
・首と肩が妙に重い(後になって思えば筋肉の酷使)
・手首や腕のスジが妙に痛い(筋力不足)
時には「怪我したか……??」と思うほどに痛みも伴いました。
全部根性でねじ伏せましたけどね 笑 (痛い時は無理せずに休みましょう)
さて。
1年が経過した頃にはどうなっていたか?
当然に筋力が付いて「(多少では)疲れなくなった」という結果になりましたね。
継続は力なり。
この言葉を僕も強く実感したものですよ。
どんな部分で筋力を実感したか?
僕が特に筋力を実感したのは
・握力
・手首と前腕の力
・持続力(スタミナ)
でした。
握力に関しては恐らくピッキングや押弦(指で弦を押さえる動作)によって鍛えられたものでしょう。
元々の握力が60kg半ばだったところ1年後には70kg後半になっていました。
今でも握力は衰えていませんね。
大人になってから計る機会はありませんが恐らく昔よりも増えています。
手首と前腕の力はドンッという瞬間的な力というよりもじわっと安定した力が出せるイメージでしょうか?
平均的に高い力をずっと出し続けられるといった感じです。
ここは持続力とも言い換えられるでしょう。
何曲も演奏を続けていたとしてもヘタらずに走り続けるスタミナも付きました。
ベースをやっていなかったら今頃はもっと筋力が衰えていてもおかしくありません。
そういう意味でも続けていて良かったな~っと思いますね。
ベースを上手くするための筋力はどう付ける?
結論として
ベースを弾くしかない!!
です。
筋力トレーニングが無駄とは言いませんが演奏するための筋力にはなり得ない可能性があります。
健康維持や自己管理の一環としては全然OKですけどね。
高速スラップを持続するための筋力を付けたい
という場合には
高速スラップをし続けるしかない
ということです。
最初の頃はまず高速なスラップなど維持できるはずがありません。
淡々と毎日演奏を続けることで必要な筋力と技術が育ってくる。
継続は力なり。
ここは絶対に変わらないかな~っと思いますね。
筋力は必要なものだから育つのであって先に備えようと思っても上手く行きません。
目的に応じて勝手に育つものなので適切な手段を取っていれば必然的に育ちます。
筋力は大事ですが結果に伴って付いてくる副産物と言えましょう。
毎日の継続を頑張ってみて下さいね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「いかにベースで筋力が大事か?」というテーマで記事を書きました。
・ベースで筋力は不可欠
・演奏の継続と共に自然と筋力が育つ
・演奏を続けることが大事
初心者の方も「演奏が上手く出来ない」からと言って焦る必要はありません。
継続をしっかりしていれば自然と底力が身につくものです。
知らないうちに「あれ?」と筋力が付いていることに気付く――。
そんなものですよ。
是非、演奏を楽しみながら継続して遊んでみて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!