【5選】ベーシストが選ぶ30万円でおすすめのジャズベースランキング | ハイエンド級のスーパーベースたち

30万円以上は一生使う1本になり得る
僕自身が使っているWoodlineも(現行品相当では)価格が18万円以上というお値段です。

最新型は残念なことに(原材料高騰につき)生産停止中ですが……。
色合いまで同じな製品は↓の1本になりますね。
【Bacchus / WOODLINE417】
このくらいのクオリティだとハイエンドと言って差し支えないでしょう。
僕の持っているWoodlineも弾き心地に関しては抜群です。
そうしたユーザー(ベーシスト)である僕が、
もし、一生モノの1本(ジャズベース)を30万円で買うとしたら??

という前提で今回はランキングを作って行こうと思います。
便宜上で順位付けをしていますが個人的な好みや音の傾向が含まれているだけですので。
どれを買っても損はしません。
楽器選びの参考にしてみて下さいね。
では、本編へどうぞ~っ。
1位:Atelier Z / M#245
1位はスラッパーなら絶対に好きになるであろう最高の1本です。
【Atelier Z / M#245】
ルックスから実際に奏でられるサウンドまで完成されています。
僕も本来はM#245を買うはずだったのですがWoodlineがあまりにも魅力的で浮気しちゃいました 笑
ですが、いつかは絶対に買うと思います。
木材はアッシュボディ+メイプルネック+メイプル指板というザ・セブンティーズ。
プリアンプは基本的にバルトリーニのXTCTが搭載されています。
そんなM#245の最大の魅力はドンシャリと応答性がバチッと決まっているところ。
ポンッ、と触ったらバンッと音が塊になって飛んでいくようなイメージですね。
バッキバキのスラップとかにマッチしています。
じゃじゃ馬とも言えますが前衛的なベーシストにピッタリな1本だと思いますよ。

2位:Fender / American Vintage II 1966 Jazz Bass
2位は最大手であるFenderが堂々と展開する最高級のパッシブベースです。
【Fender USA / American Vintage II 1966 Jazz Bass】
価格が実質40万円ですみません――が、パッシブベースで一生モノの1本としては外せないベースなのです。
American Vintageの2代目である1966は文字通り『1966年を再現している』というベースです。
木材はアルダーボディ+メイプルネック+ローズウッド指板というザ・王道の組み合わせ。
1966年らしくパドルペグ、ドットインレイなのにバインディング、等々。
過渡期らしいヴィンテージスタイルをしっかり再現していますね。
ラッカーフィニッシュなので経年による塗装は恐らく従来のヴィンテージ品と同じ形を取ることでしょう。
将来的にはニュー・ヴィンテージとして鳴りも育っていく。
こういった楽しみもあると思います。
最高に渋いジャズベースだと言えるでしょう。

3位:Xotic / XJ-1T 5st Ash Maple
3位のXoticは個人的に多弦(5弦↑)を買うなら絶対に外せないと思っています。
多弦スタイルでは5弦が良く鳴るベースとして定評がありますね。
木材は70年代なアッシュボディ+メイプルネック+メイプル指板というクールなスタイル。
プリアンプはXOTIC PREAMPというオリジナルのものが搭載されています。
(Xoticはエフェクター類も展開していてコチラも評価がとても高いです)
3BandEQで音作りも広くコントロール部もつまみがいっぱいありますね。
ソレだけ多機能という訳です。
個人的にはベース側の時点で既に音が完成されているという印象が強いですね。
なので、何処へ持って行ってもしっかり活躍ができる。
そういう意味でプロ志向なベーシストの方に向いていると言えます。
5弦が必要とされる現場でもしっかりお仕事ができますよ。

4位:Fender / American Ultra II Jazz Bass
4位のAmerican UltraはAmerican Vintageと比較して革新的という表現ができます。
古きからエレキベース界を牽引し続けてきたFenderが『現代の技術で進化したスタイル』を作り出そう。
こうした意識の中で生み出された1本です。
伝統的とは良い意味で真逆と言って良いでしょう。
↑の1本だと木材はアルダーボディ+柾目メイプルネック+柾目メイプル指板というもの。
(指板がエボニー材のものもありますよ)
厳選された木材を使うことで鳴りと強度を両立しているという訳ですね。
ピックアップにはノイズレスでクリアなUltra II Noiseless Vintage Jazz Bassを採用しています。
進化を象徴したようにFenderではレアなアクティブベースの最上位として製造されていますね。
プリアンプも18Vの3BandEQで音作りもバッチリでしょう。
先進的なFenderのジャズベースとして意義や価値のある1本だと思います。

5位:Warwick / Pro Series Thumb Bass BO
5位のThumb Bassは個人的にWarwickで1番に(音が)カッコイイベースだと思っています。
Warwick(Thumb Bass)が持つ独特のサウンドは非常に好みが分かれるポイントかな~っと思いますね。
完全な個人の感想ですが、
バリバリに前衛的なテクニカル系のベーシストに似合う

という印象がとても強いです。
硬質なオヴァンコールという木材をボディとネックに使用している。
(指板はウェンジですね)
プラスしてWarwickが誇るアクティブ前提のピックアップと2BandEQのプリアンプを合わせると「あの音」になります。
タイトでコリッとした中高音域が明確な特徴――正にワーウィックサウンドですね。
あまりにも存在感が強すぎるのでバンドアンサンブルでどう活かすかは使い手と全体次第と言ったところでしょうか。
こうした扱いの難しさを超えた個性という強みが確実にありますよ。

まとめ
いかがでしょうか?
今回は「ベーシストが選ぶ30万円でおすすめのジャズベースランキング」というテーマで記事を書いてみました。
今回のランキングでは便宜上に順位付けをしていますが、
僕が30万円を出して欲しいベースは??

というテーマの上での順位ですからね 笑
ぶっちゃけこのリストのどのベースを買っても一生モノとしての価値はバッチリです。
サウンドの好みで決めても全然良いと思いますよ。
・スラッパーならM#245やThumb Bass
・オールラウンダーならAmerican VintageやAmerican Ultra
・多弦ならXotic
こんな感じの傾向がある――と、捉えて貰えれば嬉しいです。
いちベーシストの意見として参考にしてみて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!