【解説】小説のタイトルの付け方は? | 書籍化作品から分析してみよう | Web小説
タイトル / Web小説の4大要素の1つ
Web小説の読者獲得に際して僕は4つの大きな要素があると思っています。
① タイトル
② あらすじ
③ 導入
④ 属性(テンプレ系か否か)
タイトルで関心がある読者の興味を引く。
あらすじで読者が1話を開く手助けをする。
導入で作品を読み進められるかどうかが決まる。
属性で読者の好みに合うかどうかが決まる。
こんな感じの流れです。
今回はその中の「タイトル」という点についてフォーカスしていこうと思います。
是非、本記事を参考に一緒にタイトルの付け方を勉強していきましょう。
では、本編へどうぞっ!!
名作の数々を見てみよう
『名は体を表す』という言葉をご存じでしょうか??
サクッと手軽に言うと、
人や物の名前はそのものの本質を示しているよ
という意味です。
Web小説の場合は本当に『名は体を表す』という言葉がバチッと当てはまると思っています。
だって、大抵の場合はそのままですから。
書籍化に成功している先駆者の先生方の作品を見ていきましょうか。
以下にリンクを貼っていきますね。
どうぞっ。
創造錬金術師は自由を謳歌する -故郷を追放されたら、魔王のお膝元で超絶効果のマジックアイテム作り放題になりました-
片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~
迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について
俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです
どうでしょうか?
完全に『名は体を表す』ですよね。
以上のことから分かるのは、
① 主人公がどうなるのか?(どうなったのか?)
② 一発で内容が理解できるように
③ タイトルの中で書き切る
コレが今のWeb小説のトレンドです。
タイトルをどうしたら良いか分からない……
という悩みは(僕も持っていますが)深く持つ必要はないと思いますよ。
上記で書いた3つの要素をそのまま反映すればOKです。
思いつきでサクッとタイトルを付けちゃいましょう。
Web小説ではあっさり、単純、明快という点が求められると思っています。
深みにハマらず軽いノリで付けてみて下さいね。
タイトルを実際に付けてみよう
簡単な例として、
・王族だが無能扱いされて追放された主人公
・王族が嫌で能力を隠していただけ
・追放先の辺境で無双する
こういった作品があったとしましょう。
内容は思いついている。
タイトルが思い浮かばない。
どうしよう?
こういった場合に先ほどの3つの要素を思い出してみて下さい。
① 主人公がどうなるのか?(どうなったのか?)
② 一発で内容が理解できるように
③ タイトルの中で書き切る
この3つを上手に使って単純明快なタイトルを付けてみましょう。
主人公がどうなる? / 無能と思われて追放される
内容が一発で分かる / 王族が嫌で能力を隠していた
コレをタイトルの中で書き切ることが重要です。
つまり、
辺境の王子様 – 無能と呼ばれて王族を追放された王子、実は最強の力を持つ平和主義者だった –
こんな感じのタイトルも面白そうですよね。
どうでしょう?
頭を軽くして簡単にタイトルを付けてみる。
とても大事です。
変に頭を使って先の展開を暗示するような(意味深な)タイトルを付けるとこうなります。
・女神の落とし子
・王家の墓
・宙を愛す者の涙
みたいな感じでしょうか?(センスがなくて大変に恐縮ですが)
Web小説でこういったアプローチをすると、
難しそう……
という印象を抱かれて敬遠されてしまいます。
(内容がライトでもタイトルだけで「無理そう」という判断が下ってしまう訳ですね)
コレは避けたい現実ですよね。
是非、上記の3つの要素を軸にして簡単に(サクッと)タイトルを付けてみて下さい。
きっと、その方が読者の皆様には楽しんで貰えますよ。
参考にしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「良いタイトルの付け方は?」というテーマで記事を書いてみました。
重要なのは難しく考えないこと。
3つの要素を守ること。
① 主人公がどうなるのか?(どうなったのか?)
② 一発で内容が理解できるように
③ タイトルの中で書き切る
コレを守った上で「名作たちはどうタイトルを付けているかな??」と振り返ってみるのも良いでしょう。
自分の作品の名前――名は体を表すなビシッと分かりやすいタイトルを付けてみて下さい。
本記事が参考になったなら嬉しいです。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではでは~!!