本業は清掃業・夢は専業小説家・趣味はベーシスト
小説
PR

【解説】小説におけるテンプレ展開のメリットは? | 結論:読者も作者もゴールが明確である

ましゅ / MaSu GAR
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

昨今のラノベはテンプレ系が強い

僕もweb小説に触れて長いですが

・説明口調で長いタイトル

・パターン化した導入から展開

・異世界転生 or 異世界転移

このジャンルが圧倒的に強い影響力を持っています。

書籍化してメディアミックスする作品も元はweb小説から発足した――というのは珍しくないですね。

こうして世間に求められるには明確な理由があると僕は思っています。

web小説で成功したいと思うなら

トレンドを理解して掴む

ということが重要でしょう。

是非、記事の中で一緒に理解を深めていきましょうね。

ではでは、本編へどうぞっ!!

カロリーが低いものが現代では好まれている

食べ物の話ではなく小説でのお話ですね。

ここで言うカロリーとは

作品を読むに当たって必要な熱量

のことを指します。

まず前提としてですが

オリジナル系の創作を読むのは高い熱量が必要になる

という点をご理解下さい。

・まったく知らない架空の世界観の中で

・どういった時代背景なのかを1から理解して

・どういった展開やキャラクターの傾向なのかを理解する

ココに高い熱量を必要とする――コレが従来の小説の形です。

(僕自身はこっち側の小説を書く人間です)

オリジナルな世界観なのでまったく分からない未知の領域に足を踏み入れる訳ですよ。

そりゃ、熱量が要りますよって話です。

ところが、テンプレ系の物語だとこの部分がバッサリと省かれるのです。

・異世界系なので大体が中世風のファンタジー

・展開もあらすじ通りで流れが決まっている

・キャラクターも流れに沿って生きている

オリジナリティは確かに物語ごとに存在しています。

ただし、その前提には「テンプレート」が明確に存在している訳です。

異世界に転生したが無能扱いされた後に最強化して周囲を見返す

テンプレ系の王道の1つですね。

こんな感じで読者の方が「(ある程度は)流れが読める」というのが現代のトレンドです。

見通しが立っているので「安心感」を持って読み進めることができるのです。

つまり、作品を理解するに当たって必要なカロリーが低い。

究極的な結論ですが

今の時代は手軽でヘルシーで美味しいスナック菓子が求められている

と、僕は思っていますね。

言い方を変えれば「コストパフォーマンス」とも言えるでしょうか。

媒体こそ違いますが

YouTubeで動画を10秒スキップしながら見る

なんて記事が話題になったりしましたね。

現代では多くの人々が「致命的な時間不足」を抱えています。

1人に与えられた時間は24時間。

その24時間では到底足りない――ソレだけ社会が発展したということでしょうね。

是非は置いておいて今のトレンド(流行)がそういった形なのです。

創作を志す僕ら側もフォーカスするのは当然でしょう。

効率の良いテンプレ系が求められている

この効率という話は

・読者にとって

・作者にとって

という意味です。

創作をする側には読者が求めているモノが分かりやすいというメリットがある。

創作を読む側はブレのない安心感のある物語を楽しむことができる。

双方に明確な得があるのです。

だからこそ現在までず~っとトレンドとして長続きしている訳ですね。

この明確な相互利益がある以上は今後も続く関係になるでしょう。

当たり前の話ですが

小説は読者があって初めて成り立つビジネス

です。

小説に限らず読者が居ないジャンルに金銭を投資する出版社は居ませんよね。

極論で言えば

どれだけイカれた出版物でもニーズが極端にあるなら出版は検討される

コンプライアンスの範囲内に留まっていれば、という話ですけどね。

逆に言えば

読者の要望を満たせない作家には投資してくれる存在がなかなか現れない

ということです。

厳しいようですがコレがビジネスです。

作家側も意識することを忘れてはいけませんよね。

とっても大切なことです。

意外と食わず嫌いなことも多い

僕も昔は

「テンプレ系なんてモンはなぁ!!」

というお決まりの悪態を吐いていた側です。

でも、実際に読んでみると確かに「強み」は存在しているのですよ。

分かりやすい物語は1つの形として「面白い」のです。

小説に限らず「必要とされているもの」には必ず「理由」が存在しています。

創作者の側も柔軟に世間に適応していく必要があるでしょう。

サブカルチャーの芽を摘んではいけませんよね。

積極的に発展を喜ぶべきでしょう。

そして、もしも貴方が

「テンプレ系書くの大好き!!」

という方なら

「頑張って書いてくれ!!」

と、僕は全力でその背中を押すでしょう。

是非、面白い小説を世に出して――広めて僕に読ませて欲しいものです。

どんな形でも良いのです。

僕はいち創作者の1人として創作を志す方に敬意を示しています。

楽な道のりではありませんが諦めないで欲しい。

その願いを示して本記事を〆ようと思います。

まとめ

いかがでしょうか?

今回は「テンプレ系の持つメリットは?」というテーマで記事を書きました。

前提として

オリジナル系の創作を読むのは高い熱量が必要になる

テンプレ系は

・異世界系なので大体が中世風のファンタジー

・展開もあらすじ通りで流れが決まっている

・キャラクターも流れに沿って生きている

というように非常に分かりやすい――そのお手軽さが最大のメリットです。

読者にも作者にも得があるWIN=WINの文化と言えますね。

web小説やライトノベルの執筆を志す方は

トレンドを理解して掴む

ココを大事にしてみて下さい。

読者の方が求めるものをキッチリ書けるというのは1種の才能です。

テンプレ系が好きテンプレ系が書きたいという方は是非挑戦してみて下さいね。

(僕は最近ちょっとずつ〝書きたい〟という気持ちが芽生えています)

今回もご精読ありがとうございましたっ。

ではでは~!!

ABOUT ME
MaSu GAR
MaSu GAR
小説家&ベーシスト
web小説家歴6年。ベーシスト歴15年。近年は本腰を入れてコンテストや公募に挑戦中。ソロベーシストとしてYouTubeでも活動している。『継続力』こそが最大の強み。
記事URLをコピーしました