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【解説】Web小説の読者が離脱するタイミングは? | 対策法はあるのか

ましゅ / MaSu GAR
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この記事を書いた人

名前 / Name  
ましゅ / MaSu GAR 

職業 / Occupation
清掃業、ブロガー(Web小説家&ベーシスト)

実績 / Achievements
Web小説家として7年目。ベーシストとして16年目。自己表現をテーマに様々な活動をしています。知識欲が旺盛です。

傾向と対策を知ろう

僕自身もWeb小説(+書籍)を読んでいて、

「ちょっと、自分には合わないかな――……」

と、感じて読むのを止めてしまう経験はいくつもあります。

その作品が世間的に評価されている――という場合でも例外はないですね。

読者視点では実際にどういった場面で本を閉じるのでしょうか??

実際に解説をしながら見ていきましょう。

導入部分で事件やアクションが少ない

大前提として、

導入にはアクションが必須級であり事件を伴って進める必要がある

コレは事実として存在します。

例えば、こんな感じの導入があったとしましょうか。

【第一章】

① 朝起きて歯を磨いて朝食を食べて家を出る

② 学校に着いて友人たちと喋る

③ 妙な少女と下校時に出会って――

こんなテンポだと読者は確実に離脱していきますよね。

「いや、ココからがッ、ココからが本番で――!!」

という場合でも読者の方は容赦がありません(僕も何度も失敗しています)

なので、

【第一章】

① 妙な少女と下校時に出会う(事件)

② 自称家なき子であるとのこと

③ とりあえず彼女を家に招き入れる(アクション)

こんな感じで事件&アクション最前段に持ってくる必要があると思います。

Web小説で評価される作品の中の大半がこの導入部分で成功を収めているでしょう。

【おすすめ】小説家になろう テンプレ系 ハイファンタジーの名作をご紹介します
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この記事の中でご紹介している作品も大体が導入でなにかの事件に巻き込まれています。

導入は特にアクションと事件を大事にしよう!!

こんな意識を持っていると読者の離脱を防ぐことができると思いますよ。

参考にしてみて下さいね。

話が先に進まない

コレは特に難しい問題ですね。

書籍化作品を出している方々でも頭を悩ませる部分ではないでしょうか??

① タイトル・あらすじ・導入・テンプレ系はすべてOKだった

② 連載開始

③ 掲載の過程で読者がどんどん離れていく

こうした場合は内容の方に問題があるかも知れません。

作者の方が思う理想読者の方が思う要望にはズレが生じてしまうもの。

作者:一応、物語を描く上で必要な話なんだけどな~……??

読者:最近、本筋とは関係ない話が多いような……??

こうしたズレの仕方が致命的だと読者の方は当然に離れていってしまいますよね。

感想という形で読者の方からフィードバックを貰うか。

親しい方からの客観的な意見を貰うか。

そういった手法で対応してみると良いと思います。

「必要な話のつもりが実は読者目線では蛇足だったのか……」

こういった点を修正していきながら掲載を進めていくと良いかも知れません。

もちろん最終的な判断は作者であるご自身の意思で良いでしょう。

バランスを取りながら作品を連載してみて下さいね。

期待を大きく裏切る

コレもねぇ~……難しい問題ですね 汗

具体的に言うと、

推しのサブヒロインが作者の意向で死亡させられた

こうした行動は十二分にファンからのヘイトを集める理由になり得ます。

安易にキャラを退場させるのは超危険です。

そうは言っても作者の視点では、

作者:「このキャラの離脱にはキチンと合理的な意味があって――」

という理由は少なからずあるものです。

ですが、読者の方にはそんなことは伝わらない。

読者:「知ったこっちゃねぇ。ふざけんなッ!!」

という心理が生まれて然るべきでしょう。

愛情から一転して憎しみに変わる現実にも繋がりかねません。

僕は読者でもあり作者でもあるので、

「ああ、話に膨らみを持たせたくてこういう展開にしたんだな」

というのは大体において分かるもの。

そうは言っても、

「いや、殺す必要なくね??」

とは思いますけどね 笑

キャラを退場させる展開は劇薬と言っても良い代物。

キャラの展開だけでなく物語の展開も1つ1つに読者の期待があるもの。

すべての方の期待に応えるのは現実的に不可能です。

ご自分の中でリスクを理解した上で物語の選択をしてみて下さいね。

飽きた / 待っている間に熱が冷めた

最後に持ってきたコレがある意味でもっとも一般的な問題かも知れません。

避けようがありません。

もちろん飽きられないように工夫はできますし待たせない努力も必要でしょう。

ただし、

そのすべての合わせると貴方の身体はいくつあっても足りない

Web小説という個人の管理する領域を越えちゃいますよね。

飽きられないように。

待たせないように。

すべての感想に自分の作品を合わせていく?

作品の更新を毎日更新×2回にする??

無理です。

何処で折り合いを付けるかは作者であるご自身のさじ加減と言えるでしょう。

僕個人の意見としては、

自分と同じような温度感で楽しんでくれる読者さんを大切に

という感じですかね。

自分の等身大を愛してくれる人のことを大切にしてみて下さい。

きっと、ソレが貴方のためにも繋がると思いますよ。

まとめ

いかがでしょうか?

今回は「Web小説の読者はどのタイミングで読むのを止めるのか?」というテーマで記事を書いてみました。

導入からアクションと事件を起こそう。

話が停滞しないようにしよう。

突拍子もないことをしてキャラを安易に退場させないように。

個人的にはこの3つ対応(配慮)しても良い点かなと思います。

本記事を参考にして貰えたら嬉しいです。

ご精読ありがとうございましたっ。

ではではー!!

ABOUT ME
MaSu GAR
MaSu GAR
小説家&ベーシスト
Web小説家歴7年。ベーシスト歴16年。近年は本腰を入れてコンテストや公募に挑戦中。ソロベーシストとしてYouTube等の活動も。『継続力』こそが最大の強み。
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