【おすすめ】勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした | 小説 書評 ライトノベル ネット小説
ネタバレはしない / 魅力のみを伝える
いつものように紹介の趣旨から。
一言だけです。
僕は基本的にネタバレを好みません。
・小説
・マンガ
・映画
・ビジネス書
・指南書
どんなジャンルの創作物でもすべてが作者様含めて多くの方々の努力のたまもの。
そういった創作物(エッセンス)を断片的に切り取って語って良いものではない。
そう考える人間です。
とは言え面白い本は一緒に共有したいし語り合いたい――。
なので「ネタバレなしのご紹介」という方法を取らせて下さい。
「この本面白そうだな~!!」
と思って貰えるように頑張ります。
よろしくどうぞ~っ。
勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした
僕が今回ご紹介するのは灯台先生の「勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした」です。
web小説投稿サイト「小説家になろう」から書籍化している超長編小説ですね。
異世界転移というテンプレート的な展開を使った導入――ですが「世界は平和な場所だった」という一風変わった物語。
ジャンルとしてはハイファンタジーのラブコメディと言ったところでしょう。
致命的な傷を負って後を引く――ありません。
誰かが泣いて終わる展開――ありません。
戦いの中で命のやり取り――ありません。
というかこの世界の住人たちは基本的に極めて全員が強すぎるので。
誰か1人が暴走したところで世界の平和は揺るぎません。
安心して読めますよね。
主人公は最弱 / 精神力は作中最強
本作の主人公である宮間快人は作中の最初から最後までずっと最弱のままです。
ただし彼が持つ「人を惹き付ける力」と「相手の魔力に感応する力」は異次元級と言えるでしょう。
人脈チートとも言えますかね。
彼自身は力が弱くとも彼を慕う者たちが彼を全力で守り抜く。
なんなら世界そのものが彼の味方ですからね 笑
最弱の力を持ちながら誰も傷つけられない最強の存在とも言えましょう。
ちなみに精神力に関しては作者の方も認める「作中最強」という存在。
同時に彼自身はある過去によって――その歪みを心の中に抱えている。
書籍が進む中でこの展開がどのように描かれていくのか?
僕はあのシーンが本当に大好きなので第一部の完結が待ち遠しいです。
原作であるweb小説の方は今も連載が進んでいます。
書籍と大分展開が違う部分もあるのでこれはこれで楽しめます。
参考にしてみて下さいな。
過剰なほどに異性に囲まれる
人を惹き付ける力が成す技でしょう。
周囲の人からこれでもかと言うほどに好かれます。
超ハーレム状態です。
加えて地球の世界とは基本的な成り立ちが異なるので「多くの女性を抱え込んでも問題ない」という展開。
世界は平和なので安心して見ていられます。
この状況で物語を展開していくのですから作者である灯台先生の手腕がうかがえます。
(普通に考えて物語を動かすのが困難な状況のはずなのですが――)
適度なスパイスで飽きることなく読み進めることが可能です。
創作者側の視点で素直に感心してしまうのですが
よくこれだけの数のキャラクターを生み出せるなぁ~……
と、心の底から強く思います。
数だけのキャラクターではありません。
登場するすべてのキャラクターがなんらかの魅力を持った個性的な存在なのです。
その上で初期に登場したキャラクターたちが霞むこともない。
飽きが来ずにいつでも楽しめる名作
僕も最新刊まで常に買い続けていますからね。
おすすめですよっ。
既刊は単行本で14巻まで発刊されています。
↑コミカライズの方も既刊は8巻まで発売されています。
まとめ
いかがでしょうか?
『勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした』
web小説発の巨大コンテンツとして長~く楽しめる良作だと思います。
シリアスな展開は大嫌いで平和な世界を眺めたい!!
こういう方には是非ともおすすめしたい一作ですね。
頭を空っぽにしてのほほーんと楽しめるので気分転換にとっても良いでしょう。
参考にして貰えたら嬉しいです。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!