【解説】小説のキャラクターの作り方 | 卵が先か鶏が先か?

ストーリーが先かキャラクターが先か
僕は基本的に、
先にストーリーを考えてキャラクターを考える
というタイプの作家です。
と、同時に、
ストーリーはキャラクターのために存在する舞台である
こういった持論も掲げています。
皆さんは作品を考える時に、
- キャラクターが先か?
- ストーリーが先か?
どちらでしょう??
もちろんこの手の問題に正解はありません。
その前提で、
「自分がキャラクターを作る時にどちらが先か??」
ココは良く考えておくべきだと思いますね。
キャラクターを先に作ってストーリーを組み立てるのが得意な方。
ストーリーからキャラクターを生み出すのが得意な方。
作家の個性とも言えましょう。
そんな訳で今回は、
ストーリー主導でキャラクターを生み出す方法
この方法を僕なりに解説してみようと思います。
キャラクターの作り方の1つとして知っていて損はないでしょう。
是非、参考にしてみて下さいね。
では、本編へどうぞーっ。
土台となるストーリーを考案する
日頃から作家の方はネタ帳(メモ帳)を持ち歩くことを僕は推奨しています。
を使って小説のプロットを効率良く作ろう!-320x180.jpg)
このネタ帳から自分が書きたい物語を考案してみて下さい。
1つの例として、
- 勇者パーティから追放された少年が追放後に活躍する(テンプレ系)
- 学園のアイドルと密かに交流を持つ(学園ラブコメ系)
- 過去の冬をタイムリープして真実を掴む(SF系)
等々、色々と考える幅はあるでしょう。
僕の場合ですが、
ストーリーを考えている内にキャラクターの枠組みは決まっている
このパターンが圧倒的に多いですね。
今回は1例として、
『勇者パーティから追放された少年が追放後に活躍する』
この物語が作りたいなぁ~っと考えたとします。
ストーリーを前提に置いて以下のこと(も含めて)考えてみて下さい。
- どういった主人公が自分の理想か?
- ストーリーを切り開く力を持っているか?
- 読者の方に好いて貰えるキャラクターか?
↑はあくまでも1例でもっと多くのことを考えてみるのが良いでしょう。
ストーリーを考える頃には自然とキャラクターもある程度は定まっているはず。
後は、
読者を惹き付けるトレンドに沿っているか??
ココも(特にWeb小説では)大事だと思います。
そういったことも意識しながらストーリーを構築してみて下さいね。
キャラクターをもっと突き詰める
ストーリーの構築段階で作ったキャラクターは、
形を持たない存在
こう考えるべきでしょう。
頭の中では形ある存在だったとしても。
個性という命を作者の手で与えてあげる必要がありますよね。
- 性別は?
- 氏名は?
- 好きなものは?
- 得意なことは?(技能や特技など)
- その人の持つ魅力は?
コレらはキャラを考える上で必要な要素の1例です。
キャラクターシートなどを作成して記入するのも良いですね。
僕はプロットの一部としてキャラの概要も書いちゃうタイプです。
キャラクターの制作は作品の生命線と言って良いでしょう。
妥協はせずにしっかり作り込むことをオススメします。
キャラクターを立てればストーリーが立つ場合もありますし。
ストーリーを煮詰めればキャラクターが立つこともありましょう。
なので、
キャラクターの希薄さはストーリーの希薄さに直結します
キャラクターとストーリーは相互で作品を高め合うもの。
互いを行ったり来たりしながら完成度を高めてみて下さいね。
作品の質の向上に繋がりますよ。
上手くキャラクターが作れない
どうにも魅力的なキャラクターが作れない。
こういった方は、
他の方の作品に触れてみる
という手法がオススメです。

上記の記事でも触れていますね。
頭の中で魅力的なキャラクターが生み出せない理由は、
インプットが足りていない
こういった場合もあると思います。
先駆者の方の素晴らしい作品に触れて、
- こういうキャラクターが好きだな
- 自分ならこう表現したい
- こういう表現もあるのか
という引き出しを増やす時間も必要でしょう。
もちろん、
盗作は断じてNGです(絶許)
ココは作家の1人として注意しておきます。
詳しくは↑のリンクの記事(コチラ)を読んでみて下さい。
参考になると思いますよ。
楽しく他の方の作品に触れて自作の原動力にしてみて下さいね。

まとめ
いかがでしょうか?
今回は「小説のキャラクターの作り方」をテーマに記事を書いてみました。
- キャラクターが先か?
- ストーリーが先か?
どちらが自分の作りやすい方なのかを考えてみて下さい。
ストーリー主導の場合は、
ストーリーを考えながらキャラクターの枠組みを考える
そして、
キャラを形在る1人にするために個性を作り込む
ココを大事にして下さい。
ストーリーとキャラクターは相互関係にあります。
どちらの側面も大事にしながら執筆を進めてみて下さいね。
必ず役に立つと思いますよ。
参考にどうぞ。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!