【解説】小説のキャラクターの作り方 | 卵が先か鶏が先か?
ストーリーが先かキャラクターが先か
僕は基本的に
先にストーリーを考えてキャラクターを考える
というタイプの作家です。
と、同時に
ストーリーはキャラクターのために存在する舞台である
という思考も持っています。
皆さんは作品を考える時に
・キャラクターが先か?
・ストーリーが先か?
どちらでしょう??
もちろんこの手の問題に正解はありません。
その前提で
自分がキャラクターを作る時にどちらが先か??
ココは良く考えておくべきだと思いますね。
キャラクターを先に作ってストーリーを組み立てるのが得意な方。
ストーリーからキャラクターを生み出すのが得意な方。
作家の個性とも言えましょう。
そんな訳で今回は
ストーリー主導でキャラクターを生み出す方法
を、僕なりに解説してみようと思います。
キャラクターの作り方の1つとして知っていて損はないでしょう。
是非、参考にしてみて下さいね。
では、どうぞっ!!
土台となるストーリーを考案する
日頃から作家の方はネタ帳(メモ帳)を持ち歩くことを僕は推奨しています。
このネタ帳から自分が書きたい物語を考案してみて下さい。
・勇者パーティから追放された少年が追放後に活躍する(テンプレ系)
・学園のアイドルと密かに交流を持つ(学園ラブコメ系)
・過去の冬をタイムリープして真実を掴む(SF系)
などなど、色々と考える幅はあるでしょう。
僕の場合ですが
ストーリーを考えている内にキャラクターの枠組みは決まっている
ということが多いですね。
今回は1例として
勇者パーティから追放された少年が追放後に活躍する
この物語が作りたいなぁ~っと考えたとします。
ストーリーを前提に置いて以下のこと(も含めて)考えてみて下さい。
・どういった主人公が自分の理想か?
・ストーリーを切り開く力を持っているか?
・読者の方に好いて貰えるキャラクターか?
↑はあくまでも1例でもっと多くのことを考えてみるのが良いでしょう。
ストーリーを考える頃には自然とキャラクターもある程度は定まっているはず。
後は
読者を惹き付けるトレンドに沿っているか??
ココも(特にweb小説では)大事だと思います。
そういったことも意識しながらストーリーを構築してみて下さいね。
キャラクターをもっと突き詰める
ストーリーの構築段階で作ったキャラクターは
まだ形を持たない存在
と、考えるべきでしょう。
頭の中では形ある存在だったとしても、です。
・性別は?
・氏名は?
・好きなものは?
・得意なことは?(技能や特技など)
・その人の持つ魅力は?
コレはキャラを考える上で必要な要素の1例です。
キャラクターシートなどを作成して記入するのも良いですね。
僕はプロットの一部としてキャラの概要も書いちゃうタイプです。
★しっかりと作り込んで作品の質を上げましょう。
キャラクターを立てればストーリーが立つ場合もあります。
ストーリーを煮詰めればキャラクターが立つこともありましょう。
☆キャラクターが希薄だと物語全体も味が薄くなってしまいます。
キャラクターとストーリーは相互で作品を高め合うもの。
互いを行ったり来たりしながら完成度を高めてみて下さいね。
作品の質の向上に繋がりますよ。
上手くキャラクターが作れない
こういった方は
他の方の作品に触れてみる
という手法がオススメです。
頭の中で魅力的なキャラクターが生み出せない理由は
インプットが足りていない
という場合もあると思います。
先駆者の方の素晴らしい作品に触れて
・こういうキャラクターが好きだな
・自分ならこう表現したい
・こういう表現もあるのか
という引き出しを増やす時間も必要でしょう。
もちろん
盗作は断じてNGです(絶許)
ココは作家の1人として注意しておきます。
詳しくは↑のリンクの記事(コチラ)を読んでみて下さい。
参考になると思いますよ。
楽しく他の方の作品に触れて自作の原動力にしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「小説のキャラクターの作り方」をテーマに記事を書いてみました。
・キャラクターが先か?
・ストーリーが先か?
どちらが自分の作りやすい方なのかを考えてみて下さい。
ストーリー主導の場合は
ストーリーを考えながらキャラクターの枠組みを考える
そして
キャラを形在る1人にするために個性を作り込む
ココを大事にして下さい。
ストーリーとキャラクターは相互関係にあります。
どちらの側面も大事にしながら執筆を進めてみて下さいね。
必ず役に立つと思いますよ。
参考にどうぞ。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!