【解説】自分の小説のクオリティを上げるには? | 他作を読んで分析してみよう

読書は最大の勉強の1つ
僕も昔はそうだったのですが、
「書く時間を捻出するのが限界で読む時間なんて割いていられない!!」
こうした経験をしていたことがあります。
書くことに全力で傾倒して執筆のみにすべてのリソースを割く。
ただ、この行動が良い方向に働かず「逆効果」という可能性も否定はできないのです。
・世間の良作の基準が分からなくなる
・成功例が不明瞭になる
・技術が一辺倒になる
などなど。
挙げると他にもありますが、要は「自分」に固まりすぎるきらいがあるのです。
「書き続けても芽が出る兆しすら見えない……」
こういう方も少なくないと思います。
「一旦、手を止めてみるのも良いのでは??」
そう思いますよ。
(完全に手を止めちゃうのはもったいないですけどね。せっかくここまで努力を続けてきた訳ですし)
ほんの少しだけ歩みを止めて息を吐きながら周囲に目を向けてみる。
そうして、空いた時間の中で「読書」に力を注いでみる。
他の方の作品に触れてみる。
世に流通する作品は基本的にある程度のクオリティが担保されていることでしょう。
市場に出るという成功例から「なにか」を学び取ってみる。
是非、こうした時間を取るようにしてみて下さいね。
分析してみる / 本能的にやっている??
作家には職業病みたいなものがあると思っていて、
創作を作家視点で見てしまう
こういう傾向があると僕は考えています。
(昔、何処かのテレビで語っている先生が居ましたね)
コレって事実だと思うんです。
・この作品の(作家目線で)良いところは??
・トリックは?
・良い点は?
・個人的な改善点は? / 自分ならどう描くか?
みたいなことって作品を作る側の人なら絶対に心に浮かべることだと思うんです。
要は「純粋に作品の享受者として楽しめていない」とも言えますね。
でも、良いんです。
創作に対して真剣に向き合い続けている証拠とも言える。
そういう訳ですからね。
いっそのこと開き直って読書と分析を同時にこなしちゃいましょう。
自分が「面白い!」とか「好きだ!」と思える作品を見つけてきて。
ソレを読みながら分析をしてみましょう。
① 面白い作品で大満足だった(享受)
② なぜこの作品は面白かったのか??(分析)
③ 自分ならストーリーをどう展開させるか?(発展)
こんな感じで享受+分析+発展を同時に実行してみるのです。
こうした創作の楽しみ方をしていると自身のスキルの引き出しが増えます。
感性や知識の幅も増えるでしょう。
ただ、1つだけ注意が必要です。
他作の粗探しに時間を費やして没頭する / ソレをSNSで拡散する
コレは絶対にNGです。
倫理的にNGという面もあります。
が、大前提に「その行動がご自分の成長の幅を狭める」という側面を持っている。
この事実は忘れないで下さい。
貴方は創作者として成功をしたいのであって批評家を目指している訳ではない。
(批評家を目指すならまた話は変わってきますけどね)
粗探しをするために読書に勤しむ――ソレをSNSで発信するのは時間の無駄です。
人間に与えられた1日の時間は等しく24時間。
時間は有効に使いましょう。
参考にしてみて下さいね。
読書が自分の理想を見つけるきっかけになる
享受+分析+発展を繰り返すことでご自分の中に足りないものが見えてくるはず。
ソレこそが成長の証と言えるでしょう。
・何十、何百の作品に触れてきた
・自分の好きな傾向はコレだ
・こうした展開が好き
・自分が描く方向性はこう
・今の世間ではこんな作品が求められている
こうした観点が養われてきたなら後は行動に移すだけです。
ご自分の中に蓄えられた知識や経験を活かして、
どういった作者のスタンスを取るのか??
コレを選び取ってみましょう。
例えば、
「自分の好きと得意を活かしつつトレンド系の作品を書く!!」
こういったスタンスは大いにアリです。
正攻法の王道です。
他にも、
「自分の好きと得意を活かして独自性に特化した作品を書く!!」
(時として)茨の道ですが開拓者としての歩き方もアリでしょう。
様々な作品に触れて知見を広げた上で判断をしてみて下さい。
どういう創作者の生き方を目指したいのか?
なにを重視するのか?
そういった部分で最終的には個人の価値観が大事になってくると思いますよ。
ご自分の目指す理想の道を選んでみて下さいね。
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まとめ
いかがでしょうか?
今回は「自分の小説のクオリティを上げるには?」というテーマで記事を書いてみました。
結論として、
他の方の作品を山ほど読んでみよう
コレが第一歩になると思います。
具体的には、
・知識と経験を積む
・引き出しを増やす
・自分の好きと得意を活かす術を知る
こうした段階を踏むことで「成功」への道へ繋がると思います。
楽しみながら創作を続けてみて下さいね。
気になる作品は手に取ってみることをおすすめしますよ。
参考にどうぞーっ。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!