【解説】1世代前は別のトレンド!? | Web小説の流行はとても動きが速い

過去の名作は現代のWeb小説で通用するか??
コレに関しては「分からない」という言葉が正しいと思います。
過去であろうと現代であろうと作品が持つ質という点は変わらないです。
名作は名作。
この部分に関しては否定する要素は何処にもありません。
問題は「現代のWeb小説で通用するか??」という点です。
正直に言って本当に分からないのです。
なぜなら、過去の名作たちが現代のトレンドに沿っているとは必ずしも言えないから。
僕も好きで今も読んでいる転スラやリゼロだってそうです。
↓コチラですね。
【転生したらスライムだった件】
【Re:ゼロから始める異世界生活】
上記2つの作品はWeb発の連載小説として有名ですよね。
いずれも連載開始は2012年~2013年の頃です(もう10年以上昔の話ですか)
仮に、
- 今この時代に転スラやリゼロがなかったとして
- 今の流行で転スラやリゼロが連載開始したとして
- 当時と同じ爆発的ヒットを生み出せただろうか??
もちろん「たられば」という仮定の思考実験に過ぎませんね。
ですが、今の流行には今の流行に合わせた小説というものがあるのです。
この記事を書いている時点では、
- 転生&不遇(逆境)+最強系
- 追放+実は最強だった系
- ゲーム世界に転生する系(乙女ゲーム or オンラインゲーム etc…)
などが強い印象でしょうか。
【勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う】
【くまクマ熊ベアー】
【悪役の王女に転生したけど、隠しキャラが隠れてない。】
過去の名作たちとは少し雰囲気が違いますよね。
過去の名作たちが今も「勢い」を失っていない最大の理由は、
流行の有無に限らず既に読者層を獲得しているから
この点が大きいでしょう。
ココまで来れば既に「我が作品こそがトレンド」という表現もできるはず。
最近のトレンドで勝負をする必要もないのです。
大成功の形の1つと言えるでしょう。
書籍化を目指す作家はどう動くべきか?
ココに関しては明確に「最近の流行を取り入れよう」と言って良いでしょう。
要するにこういった動き方が理想なのです。
- 今の流行で作品をバズらせる
- その勢いを利用して読者層を拡大していく
- 流行が移っても獲得した読者を逃さない
過去の名作たちと同じ動き方をする――コレが望ましい形だと思います。
その為には、
- 継続して今のトレンドを描き続ける
- 投稿を止めない
- 流行が動く前に成功をする
口で言うのはたやすいですが実行に移すのはとても難しい。
なので、書籍化作家の方々の多くはWeb小説で新作をどんどん投稿するのです。
どれが成功するか分からない。
ならば数を多く打って当たる確率を増やそう。
そういった血のにじむ努力の上の成功だと言って良いでしょう。
(未完のまま終わらせることも多いので賛否はあるのですが)
生半可な覚悟や行動では成功は難しい。
ソレでも、一応の手法の1つとしてはこんな感じなのです。
参考にしてみて下さい。
流行は生き物のように常に動いている
流行を狙って書いている内に流行から外れてしまった――そんな経験はありませんか?
コレに関しては「運」という要素も絡んでいるので難しい問題です。
見切りを付けて早々に撤退するも正解ですし。
諦めずに流れが残っている内に読者を獲得するのも正解の1つです。
ただ、現実として「ウケが悪い」と判断した時点で「作品を変える」というのは王道の手法の1つなのです。
1つの作品にいつまで執着をしていても成果は出せない
こうした意見もありますよね。
(僕は諦めが悪いので信念を貫いた結果としてトレンド無視系作家になっていますが)
気持ちを切り替えて別の作品に行くのは多くの作家志望あるいは作家の先生方が取る当然の手法です。
流れるトレンドの姿を必死に追う――。
そういったある種の貪欲さが書籍化作家の方には必要なのかも知れません。
- 描きたい世界観が先か?
- エンタメ精神を突き詰めてトレンドを描くか?
ココの考え方で小説の書き方のスタンスは変わると思いますよ。
書籍化を目指すのなら間違いなく後者の在り方が絶対的に確実性があるでしょう。
成功の参考にしてみて下さいね。

まとめ
いかがでしょうか?
今回は「Web小説のトレンドはとても動きが速い」というテーマで記事を書いてみました。
根幹として、
- 異世界転生
- 異世界転移
- 主人公最強系
この部分は昔から安定した需要があるのは事実です。
その上で、
- 転生&不遇(逆境)+最強系
- 追放+実は最強だった系
- ゲーム世界に転生する系(乙女ゲーム or オンラインゲーム etc…)
こうした+α的な要素がトレンドとして常に動いています。
過去の名作たちも今のトレンドで成功していたかどうかは本当に分からない。
成功したいなら「最近の流行」を取り入れてみることをおすすめしますよ。
バッターボックス(投稿)に立ち続ける。
そんな気持ちでWeb小説と向き合ってみて下さいね。
今回もご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!