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【解説】エンタメ小説とWeb小説の違い | 未知数か? 安心感か?

ましゅ / MaSu GAR
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

注:個人の感想です

まず、先に逃げの1手を打たせて下さい。

本記事の内容は、

・個人の感想

・片方または両方を貶める内容ではない

・比較という意味で挙げている

という点にご注意下さい。

僕自身はエンタメ小説Web小説大好物なので。

そこだけは絶対に勘違いなさらないようにご注意下さいね。

エンタメ小説はこういった感じで市場を確立している。

Web小説はこういった形でWebから市場へと進出している。

両者の違いを可能な限り僕の視点で俯瞰的に記したものになります。

「ほへ~……」

読者さん
読者さん

という軽いノリで読んで貰えたら嬉しく思いますよ。

では、本編へと行きましょう!!

エンタメ小説とは? / 個人的な名作

エンタメ小説。

僕が真っ先に挙げる作品と言えば「GOSICK」でしょうか。

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アニメ化もした超名作なのです。

世間ではライトノベルと評されている印象の本作ですが僕の中ではエンタメ小説。

(もっと言うと一世代前のラノベはエンタメ小説寄りの作品も多かったです)

本作の小説版を実際に手に取った方はアニメを見て思ったと思うのですが、

「あれ、ヴィクトリカのキャラの印象が違う??」

特に「しわがれた老婆のような声――」という文章からもそういった印象は受けるかと。

(悠木碧さんの演技がアニメ版のヴィクトリカとして完成されているという点もそういった印象を付ける理由かも知れませんね)

理由は色々あるでしょう。

ともかく、小説版のGOSICKは文学として楽しめるという印象なのです。

なので一般文芸(エンタメ小説)という訳ですね。

僕が思うエンタメ小説の定義とは、

・読者の存在を強く意識している

・未知の世界を提供してくれる

・ワクワク感が凄い

という点でしょうか。

Web小説テンプレ系とは切り口が随分と違うのです。

(詳しくは後述します)

GOSICKで言えば、

・異国の地に飛び立った主人公の九城一弥

・ヴィクトリカ・ド・ブロワとの邂逅

・この地と血で起きるミステリーを解いていく

という「未知数のワクワク感」がありますよね。

こういった要素を満たす作品がエンタメ小説として成功を収めると言えるでしょう。

では、逆にWeb小説で言うとどうでしょうか??

Web小説とは? / 個人的な名作

Web小説。

爆発的なヒット作として「転生したらスライムだった件」を挙げましょうか。

本作は小説と同じかソレ以上にアニメ版も有名ですよね。

メディアミックスを大成功させている転スラという1つのトピックとも言えるでしょうね。

・現代で死亡から転生のテンプレ系

・主人公最強

・圧倒的な安心感

なろう系と称されるテンプレート的な展開で進む本作もその路線は外さず。

Web小説で求められるもの。

Web小説に必要なもの。

そのすべてにしっかり応えたからこそ成功を収めたとも言えるでしょう。

今の時代で求められるWeb小説の定義とは、

・一定の規定路線から外れない

・テンプレ系が欲しいという読者のニーズにしっかり応える

・絶対的安心感があるから気楽に読める

反論はあるかも知れませんが一応はこんな感じだと思って下さい。

一般文芸(エンタメ小説)が「未知数でワクワク」という要素でしたよね。

ソレに対してWeb小説は「絶対に負けない安心感」という属性を持つのです。

主人公最弱だったとしても主人公を支える人が強いので負けないとか)

現代のWeb小説においてトリッキーで未知数な飛び道具は基本的に不要でしょう。

なぜなら、

読者の皆様が王道で安心のストーリーを求めているから

です。

時代が移り変わってWeb小説の在り方が変わればまた意見も変わると思います。

が、現状の需要としてはコレが基本かと。

エンタメ小説とは少し在り方が違いますよね。

エンタメ小説とWeb小説の根本的な違いは??

結論から言えば「ゴールが違う」という点でしょうか。

僕は小説を料理で例えることが多いのですが、

・独自性の強い挑戦的な個人経営の料理店 = エンタメ小説

・いつでも美味しい安心のファストフード = Web小説

こういった表現が似合うかなと。

どっちの料理も世の中には必要なのです。

僕個人の感想で言えば、

・個人経営の店の独特な味も大好き

・安心のファストフードも食べたい

・両方があって世界は楽しい

こういう意見を持っている側の人間です。

どっちかが勝っているとかどっちかが不要とかそんな結論には至りません。

独自性を強めた結果として唯一無二の個性を放つ作家さんがこの世に数多く居ますね。

人々が求めるテンプレ系を何作、何十作と提供して皆を楽しませる作家さんも居ます。

人々を楽しませている(楽しませようとしている)人を否定なんてできません。

僕も一応は作家ですからね。

物語を生み出すことの苦労は身にしみて分かっているつもりです。

貴方が作家側なら、

自分がどっち側の作家に向いているのか??

こう考えてみるのも良いでしょう。

貴方が読者側なら、

両者にこういった違いがあるのか!!

という1つの意見として参考にして貰えたら嬉しいです。

知識を広めて損はないですからね。

無理のない範囲で願うなら「両方の作品を楽しんでくれ!!」と僕は願いますよ。

皆様の可能性が広がったなら僕としては嬉しい限りです。

まとめ

いかがでしょうか?

今回は「エンタメ小説とWeb小説の違いは?」というテーマで記事を書いてみました。

エンタメ小説の未知数のワクワク感も必要ですし。

Web小説の持つ絶対的安心感も心の癒やしや希望に繋がります。

双方が世の中には必要な小説ですよ。

本記事を参考にしてみて下さいね。

ご精読ありがとうございましたっ。

ではではー!!

ABOUT ME
MaSu GAR
MaSu GAR
小説家&ベーシスト
web小説家歴6年。ベーシスト歴15年。近年は本腰を入れてコンテストや公募に挑戦中。ソロベーシストとしてYouTubeでも活動している。『継続力』こそが最大の強み。
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