【初心者】Web小説の始め方①|ジャンル選びで失敗しない3つのコツ

Web小説はジャンル選びが最大の成功のカギです
小説を書こうかなーっと思う時に、
なにから手を付けたら良いのでしょうか……??

こういう方々は決して少なくないです(というか大半です)
多くのWeb小説の作家の方々は、
① ネット小説が好き
② 読みあさっている中で書きたくなった
③ とりあえず書いてみた!! / 成功? or 失敗?(あるいは挫折か?)
こんな感じで「自由な発想と心」で小説を書き始めていますよ。
なにから手を付けたら良いか――。
こうした悩みを抱くことは自然なことです。
なので、
まずは『ジャンル』を決めてみましょう!!

ことWeb小説という枠組みの中ではジャンルこそが成功の確率を左右すると言って良いでしょう。
なぜジャンル選びが重要なのか?
ジャンル選びが重要な理由に関しては主に2つあります。
1つとして、
前提として好きなジャンルでないとモチベーションが続かない

コレがあると思っています。
世の中の名作(名著)が「嫌い」という作者の感情から生まれることはないでしょう。
なにより「書き続ける……!!」という強い意思がそこには宿りにくい。
2つ目に、
読者とのマッチング率――要するに「読まれるか?」の確率が大きく変わる

コレに関しては言うまでもないと思います。
ライトノベルという市場を1つのくくりにしてニーズという言葉で見た時に、
① 異世界転生系は今の流行の1つである
② 学園モノも根強い
③ そこに哲学的な純文学を書いて持って行こう……!!
③の行動を取ってしまうと成功の確率は極めて低い――どころかゼロに近いです。
なぜなら読者は①と②のような流行を求めているから。
この辺りはご自分の中で考慮するべき点でしょう。
(純文学を書きたい方は『公募』という手段があります / 純文学専用の新人賞です)
このように、
ジャンル選びは小説の完成度から(作家と読者の)満足度にも繋がる!!

なので「ジャンルはしっかり選びましょう」と僕は提言する訳です。
ジャンルは物語の入口であると共に書き手としてのスタートにも繋がります。
ご自分の構想を大事にしつつ「好き」を基軸に作品のイメージを描いてみて下さいね。
ジャンル選びで失敗しない3つのコツ
ジャンル選びを失敗してしまうとその後の展望にも支障を来す。
この辺りは説明した通りになります。
なら、
理想的なジャンルはどう選ぶのですか!?

ごもっともな質問だと思います。
僕なりに3つのコツを持ってきてみたので参考にしてみて下さい。
① 自分が「読んで楽しい」ジャンルから逆算する
コレがもっとも基本的で確実性のある正攻法だと思います。
自分が夢中で読んだジャンルの数々は、文章や展開の感覚が自然と身に染みていることが多いです。
書く時にも無理が出づらい。
加えて言うとその作品群(ジャンル)が書籍化している――という形だと理想ですね。
お好きな作品たちの中で書籍化済み(あるいはマンガ化やアニメ化)という作品はありませんか??
そうした作品は「既に成功している」という意味で非常に参考になります。
ご自分が読んでいて楽しい作品が世間でもウケていて自分もソレを面白いと思っている。
どういった文体が好きか?
どういった展開が好きか?
キャラクター・伏線・パターン・アクション・etc…
この辺りを考えると自然と、
自分ならこういう物語が書いてみたい!!

コレに加えて「成功の実例はあるぞ!!」というモチベーションの維持や目標の明確化にも繋がります。
② 書きやすい題材かをチェックする
初心者の作家志望の方にいきなり、
① 起承転結のバランスを意識して理想的なキャラとシナリオの配分をする
② 執筆 → 推敲 → 投稿 / 完成度の徹底を意識する
③ ストーリーの中に伏線を置いて回収のカタルシスを――
なんてコトは絶対に僕は言いません 笑
大丈夫です。
大事なのは変に凝らずに「書きやすい」という点に注視すること。
ご自分が書きたいと思ったその根源を活かして「感情移入できる(自他共に)」というキャラクターやシナリオを考えてみると良いでしょう。
具体的に面白そうなシーンが思い浮かぶジャンルだとなお良いですね。
この辺りを意識しながらジャンルの選定をしてみて下さい。
③ 少しだけ『市場』を意識してみる
先ほどの①で説明した成功例からイメージを持ってくるという形に通じる部分はありますね。
要するに、
ビジネス視点で「成功か?」を判断してみること

この要素が必要になる部分もあります。
ただ、100%ビジネス思考に切り替えてしまうと「好きなことでも不要なら切り捨てよう」というパラドックスに陥ってしまいます。
そもそもの目的で「書いてみよう!!」というポジティブな気持ちは「好き」の心から始まっているハズ。
なので、
小説の構想を練る中である程度は市場――ひいては読者の存在を意識する

このくらいで良いと思います。
徹底したビジネス主義の視点を持ってしまうと本来あった心のゆとりが失われてしまいます。
基本的に娯楽は心のゆとりから生まれる代物ですからね。
少しだけで良いです。
市場――その先に居る読者のことを意識してみるようにしましょう。
よくやりがちなNGパターン
コレは単純にして明解なので1個ずつズバッと語って行きます。
1つ目!!
読んだことがないのに「流行っているから」で手を出す

コレはマジで経験則的にNGです。
突き進んだ先には「虚無感」と「自分を見失う」という非建設的な現象しか残りません。
薄っぺらい作品が出来上がって終わり。
実に1作目としては悲しい結末しか訪れないでしょう。
なにを心に持って創作を志したのか??
コレを大事にして下さいね。
2つ目!!
自分の苦手なジャンルに無理をして手を出そうとする

コレに関しては中級者以上の方がスキルアップと可能性を広げる為にやる手法です。
初心者の1作目で扱うベースではないですよね。
好きで得意そうなジャンルを選ぶようにしましょう。
3つ目!!
特定の読者層のウケを狙って過剰にジャンルを混ぜること

超・超・超・NGです。
創作の基本中の基本は「まず1つのジャンルに絞ってテーマを描く」ということ。
スクランブルエッグよろしくテーマやジャンルの混ぜ合わせなんて不可能です。
あるとしたら超上級者が意図的かつ計画性を持って緻密に行うパターンでしょうか??
(神々の遊びでしょうね。普通に書いた方が百倍はラクですしクオリティも高いです)
初心者であれば必ずと言って良いほどに挫折すること間違いナシ。
絶対に混ぜ合わせはしないようにしましょう。
5つの質問 = あなたにぴったりのジャンルは??
どーしてもジャンルが決まらない貴方の為に5つの質問をご用意しました。
コレに答えていくことで2つのジャンルから1つの相性が分かると思います。
娯楽感覚で直感的に答えてみて下さいね。
では、どうぞっ。
Q.1 | 友達にどんな物語が好きか聞かれたら?

- A:人間関係や恋愛のもつれを語る
- B:異世界で戦ったり、謎を解いたりする話
Q.2 | 文章を書くとき、どちらが書きやすそう?

- A:会話メインで進む、日常のやりとり
- B:状況描写や戦闘シーン、設定の説明
Q.3 | 感情移入するのはどんな主人公?

- A:恋や悩みを抱える普通の高校生
- B:特殊な力や使命を持つヒーロー・探偵
Q.4 | どっちの舞台にワクワクする?

- A:現代の学校や街で起こるドラマ
- B:魔法やロボットが登場する異世界や未来
Q.5 | 小説を書くモチベーション(根源)は?

- A:読者と心を通わせたい、共感されたい
- B:自分の世界観を形にしたい、熱く語りたい
さて、5つの質問はいかがだったでしょうか??
僕の見解としては、
A | 学園モノや恋愛系の傾向が得意かも
B | 異世界ファンタジーの傾向が得意かも
より詳細を語ると、
★ Aが多かった人 → 日常系・恋愛系のジャンルがおすすめ!
会話・感情表現に強く、等身大の物語で読者との距離を近くできるタイプ
★ Bが多かった人 → バトル・SF・(異世界)ファンタジーがおすすめ!
世界観設計や展開力に魅力あり。設定やストーリーで魅せる構築型タイプ
こんな感じになるかなーっと僕なりには思っています。
もっともコレはあくまでも「僕(個人)の見解」であって絶対の答えではありません。
ほえ~……こういった傾向があるのかも??

迷える新たな挑戦者(執筆者)である貴方の背中をポンッと後押ししたい。
そんな願いを込めてこの記事は〆となります。
「書きたい!!」と思えるジャンルは頭に浮かんだでしょうか??
是非、無理のない範囲で挑戦をしてみて下さいね。

まとめ
いかがでしょうか?
今回は「Web小説の始め方① | ジャンル選びで失敗しない3つのコツ」というテーマで記事を書いてみました。
題名に①とあるようにこの初心者向け小説系技術論は3つの記事に分けて連載しようと思っています。
ある種、今までに書いて来た創作論とは違ってメチャ丁寧に書いていますよ 笑
(過去の記事たちも全力で書いていますが僕のやり方や主観が強いですからね)

(一応は)初心者から中級者向けを意識してロードマップ(+複数の記事の一覧)も僕なりに記述していますよ。
コチラも参考にしつつ続きの②の記事の方も是非お楽しみにしていて下さい。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!