【解説】ジャズベ・プレベ・ミュージックマン各種のピックアップの形 | 画像付きで分かりやすく説明します

ベースの種類はピックアップを見ると分かる
世間では「ジャズベ」「プレベ」「ミュージックマン」と称されるベースがありますね。
僕も初心者の頃は思っていたのですが、
いや、ジャズベってどれよ……??(見ただけで分かるの??)

割と不思議でしたね。
僕はとにかく無知だったので自分が使っているベースの種類も知りませんでした。

↑の1本が僕は「Fender Japan」ということしか知りませんでした。
プレベだと知ったのは数年後でしたね 笑
今は僕も見ただけで「ジャズベ」や「プレベ」の違いは分かります。
1番分かりやすい明確な違いは、
ピックアップの形の違い

この部分でしょう。
今回は僕が持っている3種類のベースから各種の画像を持ってきました。
記事を参考にご自分のベースや市場のベースの種類を見分ける基準にしてみて下さいね。
では、本編へどうぞっ!!
ジャズベースのピックアップの形
ジャズベースはシングルコイルピックアップが2つ付いているものが基本です。
平行に2基のピックアップを載せるのが一般的ですね。
画像としてはこんな感じ。

細長いピックアップが2基搭載されているものが一般的なジャズベです。
ジャズベースが持つ特徴は簡単に言えば以下の通り。
・ネックやボディシェイプが細身
・2つのピックアップで幅広い音作りが可能
こういった特徴からエレキベース界のスタンダードとも言えるかと。
プロのアーティストを含めて幅広い層の方々に愛用されている――。
レオ・フェンダー氏が生み出した最高の名機と言えますね。
(Jazz BassはFender社の商標登録なので他社はジャズベース〝タイプ〟と名乗っていますね。基本的には一緒くたでジャズベースと呼ばれています)
【Fender / Player II Jazz Bass】
ご覧の通り画像と同じくピックアップが2つ付いていますよね。
こんな感じで商品を探す際にもピックアップに注目してみると良いでしょう。
プレシジョンベースのピックアップの形
プレシジョンベースはジャズベースと違ってスプリットコイルピックアップというものを搭載しています。
通常はコレを単体でドーンッと漢らしく載せる感じですね。
渋いんですよ、プレベは。

コレがプレベのピックアップの形。
ちっちゃいピックアップを2つ合わせて単体にしたのがスプリットコイルピックアップです。
(厳密に言うと色々細かいのですが今回は簡単に説明しておきます)
プレシジョンベースの特徴は以下の通りでしょうか。
・ネックとボディはやや太めで無骨
・温かみのあるサウンド
・音が太い
もちろんピックアップやボディの性質によって異なる部分はありますけどね。
このプレベ独特のサウンドを求めて多くのユーザーがプレベを選択する訳です。
ちなみにプレシジョンベースはレオ・フェンダー氏がジャズベースよりも前に開発したエレキベースです。
(Jazz Bassと同じくPrecision BassもFender社の商標登録ですね)
歴史はちょっとだけジャズベよりも古かったりしますよ。
【Fender / Hama Okamoto Precision Bass “#4″】
ピックアップの形にも注目してみて下さいね。
特徴的なので覚えやすいと思います。
ミュージックマンのピックアップの形
ミュージックマンと言えばStingRayを思い浮かべる方も多いでしょう。
ハムバッキングピックアップをドーンッと1個乗せたものがStingRayの基本ですね。
例としては以下のような1本でしょうか。
【MUSICMAN StingRay Special 1H】
僕も欲しいのですが現在は手元に持っていません。
なのでG&LのL-2000を持ってきてみました。
画像はコチラ。

↑の画像のピックアップがハムバッキングピックアップですね。
僕のL-2000はピックアップが2つあるタイプなのですがStingRayは1つが基本です。
StingRayの亜種であるSterlingの方でも同様ですね。
【Sterling by MUSIC MAN / StingRay Classic RAY24CA】
リア側(後ろ側)にハムバッキングピックアップが1個乗っていますよね。
ピックアップの形自体もこうして見ると独特です。
音も本当に個性豊かと言えましょう。
・ジャズベともプレベとも違う唯一無二の個性
・基本的にパワフルな音
・音の範囲が多彩(機種による)
各個の表現に関しては抽象的な感じで申し訳ない。
ハムバッキングピックアップの扱い方がとても幅広いので一概にコレとは言えないのです。
StingRayのようにハムバッカー1個の機種もありますし。
L-2000のようにハムバッカーが2つで配線接続まで切り替えられる機種もあります。
楽器が各々で強い個性を持っている

コレがミュージックマンタイプのベースの最大の特徴かも知れませんね。
余談ですがミュージックマンの誕生にもレオ・フェンダー氏が大きく関わっています。
どんだけ楽器業界に貢献しているんだって話ですよ。
エレキギター・エレキベース業界の父と言って差し支えないでしょうね。
余談:PJタイプってなに??
デジマートなどのサイトを眺めていると、
PJタイプ
というカテゴリーがあって「ん??」となる初心者さんも居ることでしょう。
このPJとは、
Precision + Jazz

ということなのです。
プレベのスプリットコイルピックアップがフロント側にマウント。
ジャズベのシングルコイルピックアップがリア側にマウント。

(雑な編集で申し訳ないですが↑の画像のようなイメージです)
正しいピックアップの配列は商品の画像を参考にどうぞ。
ジャズベの特徴とプレベの特徴を両方持った器用な楽器――というイメージですね。
僕は持っていないので詳しいレビューは難しいですが、
音を聴く限りはプレベともジャズベとも違う個性を持っている

どっちの方にも寄せていける幅の広さは確実にあります。
そうは言っても、究極的には「PJ」という新しい1つの種類だと思うのです。
この個性を好きだと思える方には刺さる楽器になると思いますよ。
いつか買ってみたいと常々考えていますね(テクニカル系のベーシストと相性が良さそう)
参考にしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「ジャズベ・プレベ・ミュージックマンのピックアップの違い」を記事にしました。
各種ピックアップの形は結構違いがあったかと思います。
楽器を見分ける際には、
ピックアップの形を見てみよう

コレを意識すると楽器選びが一層に楽しくなると思います。
デジマートなどで楽器を眺めているだけでも楽しいですよ。
参考にしてみて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!