【解説】部屋の湿度が原因でネックが逆反りに! | 湿度は対策してみましょう

5月頃から梅雨明けまでは湿度との戦い
この記事を書いている時点で2025年5月22日なのですが、
部屋がジメっていて湿度が高い!!(61%)

出先の仕事から帰ってきて部屋に入ってびっくりしました。
ベーシストとして湿度には気をつけていても万全ではありませんね 笑
案の定、
ギタースタンドに掛けておいたベースのネックは逆反り(弦がビビる方向)

こういった状況に陥っていました。
楽器(木材)は生き物なので多少の動きは許容範囲です。
ただ、
乾燥 → ジメつく → 乾燥 → ジメつく
こんなコトを短いスパンで行っていると確実にネックに不調を来します。
ハイ起きだったりネックのねじれだったり。
決して良い状況ではないでしょう。
なので、
湿度の管理は可能な範囲でしっかり行いたい!!

ベースにとって適した湿度は一定で40%から50%程度と言われています。
コレを目指して部屋の湿度を整えたいところ。
考えられる方法として、
① エアコンのドライを活用する(夏) / 冬場は加湿器を使う(冬)
② 湿度調整剤を使う
③ 湿度計を買う / 湿度計付きの時計を買う
ただし、①の除湿にせよ加湿にせよ直当ては厳禁ですのでご注意下さい。
1個ずつ解説をしていきましょう。
① 除湿 or 加湿 / 空調管理
要するに部屋の湿度を丸っと40%から50%に常に保って置ければOKな訳です。
なので、
夏場は除湿 / 冬場は加湿

こういった基本的な思考を持っておけばある程度は安心できるでしょう。
エアコンや加湿器を用いて湿度全体の管理をしてみるのも良いと思います。
(今の僕は部屋をエアコンでドライにしていますよ)
ただ、
先ほども述べたように風等の直当ては厳禁!!

当然ながら急激なネックコンディションの変化はネックの不調をより一層に際立てます。
エレキベースのネックに水を吹きかけたらネックには良くないのは当然ですよね。
急激に湿度を与えたり抜いたりするのはこういった行為と同様です。
ご注意下さいね。
部屋の除湿に関してはエアコンのドライでも十分だと僕は思いますし。
逆に加湿に関しては、
僕の場合は↑のような加湿器を用いて湿度計を見ながら調整をしています。
当然ながら、
【SHARP / KI-SD50-W(除加湿空気清浄機)】
こういう除湿も加湿もしてくれる優秀な機材を導入するのもアリだと思います。
(お値段はエントリーモデルのベース1本分以上はしますが 汗)
本気で湿度を管理するなら検討の価値は十分ですよ。
参考にどうぞっ。
② 湿度調整剤を買う(+α)
コレは「ベースをケースに入れて保存する」というケースで役立つアイテムですね。
部屋の隅とかに錠剤(?)っぽいプラスチックのケースとか部屋に置きませんか??
アレのベース&ギター専用verみたいな製品のことです。
日本でも有名なGrecoから出ている製品で、
【GRECO / DRY CREW Orange(湿度調整剤)】
こういったものをギターケース(特にセミハードやハードケース)に入れておくと便利だと思います。
昔からの定番なアイテムですよね。
また、
【EDGEAR / EFG-A1】
こんな感じでフレット面を覆うようなフレットガード系も指板の不具合を防ぐのに役立ちます。
部屋の湿度管理と合わせて行うことで効果を最大限に発揮するアイテムたちですね。
効率的に使ってみると良いでしょう。
③ 湿度計を買おう / 時計でもOK
先ほどの①の部分で除加湿空気清浄機を購入した場合はソレに付いているので大丈夫でしょう。
ただ、
僕の場合は部屋の都合で置き場所がない……

そういった方は別で湿度を知る必要がありますよね。
おすすめは定番のSEIKOでしょうか。
【SEIKO / BC402W】
時計の機能も当然に温度や湿度の計測もできちゃいます。
コレ1つで十分ですね。
後は①の除湿or加湿と②の湿度調整剤を用いてコントロールすればリスクは低くできます。
適した湿度は先ほども述べたように40%から50%程度と言われていますので。
この辺りを目安にコントロールしてみると良いでしょう。
楽器(ケース内)の湿度を測る方法としては、
【PICKBOY / AA-150】
こういった機材をケース内に忍ばせておけば分かるかと思います。
徹底的に管理したい場合は検討の候補に入りますかね。
選択肢の1つとして参考にどうぞっ。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「部屋の湿度が原因でネックが逆反りに」というテーマで記事を書いてみました。
ちなみに、
・梅雨時期(湿度多し)=ネックは逆反りになりやすい
・冬期(乾燥期)=ネックは順反りになりやすい
こういった傾向は1つの要素として覚えておくと良いでしょう。
湿度管理だけで駄目な場合はトラスロッドを弄ることで調整は可能です。
(僕はトラスロッドにトラウマがあるので楽器屋さんに持って行ってお願いします)
情報の1つとして参考にしてみて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!