【紹介】Bacchus Global Series | ハイコスパ・ベース
Bacchusとは?
株式会社「ディバイザー」社が長野県で展開する楽器ブランドです。
1994年にブランドを開始し、現在ではエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いユーザーを虜にする。
国内有数の楽器ブランドです。
エレキベースにおいてはフラッグシップモデル「WOODLINE」を軸に様々な価格帯の楽器を提供しています。
Bacchusのベースには――
・Universe Series(中国製)
・Global Series(東南アジア製)
・Japan Tune-up series(海外製造の楽器を日本で調整・仕上げ)
・Craft Series(木材部は海外で製造・国内工場で組み立て)
・Handmade Series(国内製造の最上位機種)
というように、お値段やニーズに合わせた多くのモデルが存在します。
その中の「Global Series」はBacchusの中で中堅クラスに位置を置くモデルですね。
初心者の方から中級者の方まで手に取りやすい価格帯かと思います。
是非、参考にして下さいね。
Global Seriesとは?
Bacchusの「Global Series」は
東南アジアの自社工場で日本人技師の指導の元、国内工場と同等の設備・工程を経て製造される1本
です。
弾きやすさを左右するネックの基本構造は国産と同様に。
かつ、ユーザーファーストなクオリティを維持しながら高いコスパを発揮しています。
過去に紹介した「Universe Series」はエントリーモデル。
【新製品】Bacchus WJB-1DX RSM/M | 初心者の方への決定版! ニューモデル
位置づけ的に今回の「Global Series」はその次のステップ――ミドルクラスという位置づけでしょうか。
↑本機のスケールは34インチ仕様です。一般的より少し短い33インチ仕様も存在します。
Bacchusの最上位機種に「Handmade Series」というものがあるのですが
原材料・生産コスト増により生産が停止
という状況に陥っています。
Bacchusのフラッグシップモデル――最上位機種の「WOODLINE」が展開できない。
そういう意味では「WOODLINE」の系譜を継いだコストパフォーマンスモデルは大変に重要な存在です。
Bacchusの品質をお手頃価格――ミドルクラスで楽しむことができる。
エントリーモデルよりもBacchusのキャラクターが強い印象を受けますね。
型番にも「WL」――つまりWOODLINEがちゃんと入っています。
より上位の位置づけと言って良いでしょう。
34インチスケール / 33インチスケール
「Global Series」は東南アジアの自社工場で国内工場と同等の設備・工程を経て製造される1本です。
WOODLINEの系譜を引き継いだハイコストパフォーマンスモデル。
そんな「Global Series」には大きく分けて2つの明確な――プレイアビリティに影響する違いがあります。
それが「34インチスケール」か「33インチスケール」であるかの違い。
世間一般的なジャズベースのスケールは34インチです。
そして、33インチとは――1インチ(約2.54cm)分だけネックが短いということですね。
それによって取り回しや扱いが簡単になるというメリットがあります。
33インチスケールモデルを軽くご紹介しましょうか。
↑アッシュボディ&ブロックインレイ仕様の33インチスケール。最高にクールなルックスです。
↑33インチスケールかつスタンダードな仕様を踏襲したモデル。
型番に「ASH33」や「STD33」というように〝33〟は33インチスケールを示しているものと思われます。
ただし、33インチスケールの大きな注意点として
「世間の主軸から外れたサイズの楽器である」
という部分があります。
ジャズベースのスタンダードなサイズは34インチスケールです。
ここで発生する問題点は
「他の楽器に乗り換えた際に取り回しが合わない」
ということ。
特に初心者の頃はスタンダードな長さ大きさを知っておく必要があると思います。
・大型車から小型車に乗り換えた際には適合が難しくない
・小型車から大型車に乗り換えた時には適合が難しい
同様だと考えて貰えれば分かりやすいでしょう。
初心者の方は34インチのスケールを選ぶことを強くおすすめします。
明確な意図があって1本目以降に33インチを購入するなら全然OKです。
型番を参考にしつつお好きな方を選んでみて下さいね。
WL4 / 34インチ
分かりやすいように簡単に各種を取り出してみますね。
まずは34インチスケールです。
↑こちらはバッチリクールなスタンダード仕様の34インチスケールタイプ。
↑ブロックインレイはないもののアッシュボディ。こちらは34インチスケールタイプ。
ちなみに型番の中にある「RSM」とはローステッドメイプルのことでしょう。
Bacchusがよく使うネックの材質ですね。
剛性が高くヴィンテージライクなサウンドと風貌で僕は好きですよ。
WL4 / 33インチ
今度は33インチスケールの方です。
↑スタンダードなルックスの33インチスケールタイプです。
↑アッシュボディにブロックインレイのタイプ。ついでに初心者セットが付いています。
33インチスケールモデルの最大の魅力は↑のブロックインレイタイプと言えるでしょう。
この価格帯ではあまり見かけられない――ちょっと高級感がありますよね。
めちゃクールです。
まとめ
いかがでしょうか?
BacchusのGlobal Seriesについて解説してみました。
コストパフォーマンスに優れた素晴らしい楽器だと思います。
注意すべき点は34インチスケールと33インチスケールが混在しているという点。
お値段はどちら6万円前半~と手に取りやすい価格です。
僕の個人的な価値観で言うと「10万円は楽器一本に出せないよ!」という思考が強くあった次期がありました。
そういう方にはこの価格帯なら手に取れる――現実的な価格ではないでしょうか。
楽器がどうこうも重要なことですが大切なのは「弾くこと」ですからね。
ある程度の良い楽器を入手して弾き続けるということが大切でしょう。
是非、1つの選択肢として参考にして頂けたら幸いです。
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ご精読ありがとうございましたっ。
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