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【解説】一人称視点と三人称一元視点は同時に使える? | 注意点はあります | 小説 視点の混在

ましゅ / MaSu GAR
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Web小説では併用のケースが多く見られる

皆さんもWeb小説を読んでいて、

【第○話】

僕は○○で○○だった。

【第○話】

ハロルドは○○で○○をしていた。

こんな感じで、一人称視点三人称一元視点が同じストーリーで混在している。

こうした作品に触れたことがあると思います。

Web小説の中に特に多く見られる傾向がありますね。

ライトノベルや一般文芸でも手法としてはアリですが少ない印象でしょうか。

個人的に、

連載形式&定期更新が生み出す現象の1つ / 仕方のないこと

ましゅ
ましゅ

という感想を持っています

僕も作家側なので気持ちは分かります。

ソレとは別に、一般的に見て「視点の混在」はどういった感想を持たれるのか??

今回は僕個人の見解を交えつつ解説していこうと思います。

参考にしてみて下さいね。

推奨はしないが使用は基本的に可能

始めに結論を述べておくと、

三人称一元視点と一人称視点は気をつけていれば同じ作品でも使える

ましゅ
ましゅ

という話になります。

具体的に気をつける点とは、

① 同じ話(ストーリーのひと塊)の中で突飛に視点を切り替えていないか

② 視点が切り替わることを読者に自然と伝えられているか

③ ストーリー上の破綻がないか

などです。

読者の視点で言うなら「視点が変わったこと」「視点が変わることの必要性」を正確に伝えて貰わないと困ってしまいます。

ズバッと言うなら、

その場のノリと気分で気軽に視点変更をされると読者はついて行けなくなる

ましゅ
ましゅ

ということ。

同じような理由で読むのを断念した作品は数多く存在します。

書籍化済みの作品でもありますね。

僕は「可能な限りで一人称視点と三人称一元視点の混在は避けるべき」と思っています。

単純に理由としては、

読者の方々が混乱して読むのを止めてしまうから

ましゅ
ましゅ

ですね。

Web小説(小説)は基本的に読者が在ってこそのもの。

ココは一考の余地はあるかと思います。

同じ話の中で切り替えるのは特に要注意

僕の中で一人称視点と三人称一元視点の混在は「推奨しない」という方針です。

が、

章分けをした上での使用なら / 閑話程度ならOK

ましゅ
ましゅ

という形でしょうか。

基本が一人称視点で進むストーリーだとして、

① 物語の80%以上が一人称視点(主人公視点)で進む

② 閑話の三人称一元視点(メイン級キャラ等)で補足する

という使い方をするならOKかと思いますよ。

章分けをして「この章は彼(彼女)を主軸に話を進める」という場合はその章のみ三人称一元視点にしても良いでしょう。

僕の中の個人的な見解としては、

同じ話(1話)の中で一人称視点と三人称一元視点を同時に使うのは良くない

と、思いますね。

可能な限り読者の方の混乱する要因は外しておくのが吉ですよ。

参考にしてみて下さいね。

まとめ

いかがでしょうか?

今回は「一人称視点と三人称一元視点は同時に使える?」というテーマで記事を書いてみました。

僕個人の意見をザッとまとめると、

① 読者の方が混乱するので基本は推奨しない

② 一人称視点と三人称一元視点は章分けや閑話で使い分けができる

③ 視点の変更には「変更の事実」と「必要性」を明確に示す

こんな感じです。

可能な限りは当初の視点(三人称一元視点か一人称視点)で固定すべきだと僕は思います。

閑話程度で軽く使う分には良いかな~っと言った感じでしょうか。

いち作家の意見として参考にしてみて下さいね。

ご精読ありがとうございましたっ。

ではでは~!!

ABOUT ME
MaSu GAR
MaSu GAR
小説家&ベーシスト
Web小説家歴7年。ベーシスト歴16年。近年は本腰を入れてコンテストや公募に挑戦中。ソロベーシストとしてYouTubeでも活動している。『継続力』こそが最大の強み。
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