【新シリーズ】Sadowsky Metro Express MX21 VJ4 | 旧機種と比べてどうなのか? | 仕様を比較してみましょう
Sadowskyとは?
元はリペアマンをしていたロジャー・サドウスキー氏が1979年に独立したところを起源とするメーカー。
ニューヨークのスタジオミュージシャンや有名ミュージシャンたちが愛用しているブランドです。
アクティブベースとプリアンプに定評があるハイエンドブランドとしても有名ですね。
Sadowsky NYCはその希少性から日本では超高価格で取引されています。
ちょっと手に取るにはお高い――ということで近年は「Metro Express」などのコスパモデルを展開していますね。
コチラは比較的楽器屋さんによく並んでいるイメージでしょうか。
サドウスキーサウンドをお手頃価格で手に入れられる――。
ありがたいことですよね。
Sadowsky / Metro Express MX21 VJ4 Morado Fingerboard
2024年6月頃を機に一気にわ~っと市場に並び始めた「Metro Express MX Series」です。
旧来のモデルをリニューアルした1本だそう。
サドウスキーが持つハリの良い元気なサウンドはそのままで仕様を変更したという1本ですね。
具体的に言うと
・ネックの材質がローステッドメイプルになった
・ノイズキャンセルタイプのピックアップに変更された
この2点は大きな改良と言えるでしょう。
↓の項で比較&解説をしますが間違いなくポジティブな進化と言えますね。
価格帯こそ少し上がってしまいましたが検討しても良い範囲の楽器でしょう。
サウンドに影響する範囲で妥協がなくなった――という印象を僕は受けました。
良い楽器だと思いますよ。
旧機種との仕様を比較しよう
新機種のSadowsky MX21 VJ4と旧機種であるME21 VJ4を比べてみましょうか。
↓が新機種のMX21です。
↓が旧仕様のME21ですね。
簡単に仕様を表にまとめてみたので比較してみて下さいな。
Sadowsky MX21 VJ4(新機種) | Sadowsky ME21 VJ4(旧機種) |
---|---|
価格 / 120000円 | 価格 / 80000円~100000円 |
Body Wood / Okoume | Body Wood / Okoume |
Neck Wood / Roasted Maple | Neck Wood / Maple |
Fingerboard / Morado | Fingerboard / Morado |
P.U / Passive hum-cancelling Sadowsky J-Style | P.U / Passive Sadowsky J |
生産 / 中国工場 | 生産 / 中国工場 |
大きな変更点はやっぱりネックの材質とピックアップの仕様変更でしょうか。
コストパフォーマンスモデルで懸念点となるのはノイズの有無です。
特にエフェクターを重ねると小さなノイズは大きな形になって増幅されてしまいます。
そこでハムキャンセリング(ノイズ低減)の機能を持たせたことは大きいでしょう。
ノイズを気にせず音作りに集中ができそうです。
ネックの材質はメイプルからローステッドメイプルに。
熱処理を加えてネックの剛性を確保。
ソレと同時にヴィンテージライクな乾いたサウンドを可能としています。
エントリーモデルからハイエンドクラスまで幅広い層で使用される材になりましたね。
比較をしてみて分かるように
全体を通してポジティブなリニューアルである
という印象を強く僕は受けました。
楽器として持つクオリティのレベルが1段上に上がったという印象ですね。
是非、参考にしてみて下さいな。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「Sadowsky Metro Express MX21 VJ4」をテーマに記事を書いてみました。
総評として
とても良いリニューアルを経てレベルアップした1本
コレで間違いないと思いますね。
旧機種からの大きな変更点は
・ネックの材質がローステッドメイプルになった
・ノイズキャンセルタイプのピックアップに変更された
音に関わる部分が結構大きく変わったな~っという印象です。
後はご自分の価値観と価格帯で要相談と言ったところでしょう。
恐らくは楽器店の方でも店頭に並ぶ商品になると思います。
是非試奏をしてみて検討してみて下さいね。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!