【解説】ベースのスラップでフリースタイルのメリットは? | パーカッシブで速い回転が魅力です
フリースタイルってなに??
レッチリ(Red Hot Chili Peppers)のベーシストであるフリー(flea)がこのスタイルを取っていることが通称の由来です。
フリーのスタイルを取って「フリースタイル」ですね。
由来を知らないと「自由形」の方のフリー(free)をイメージしちゃいそうですが実際はレッチリのフリー(flea)から来ています。
スタイルの特徴として
① 親指が縦向きで下を向く(通常は横)
② 親指で弾くというより叩き付ける形になる
と言ったところでしょうか。
僕が演奏した動画を記事内に差し込むのでそちらを見て貰えるとよく分かるでしょう。
メリット&デメリットも併せて解説していこうと思います。
是非、参考にしてみて下さいね。
フリースタイルのメリット&デメリット
僕が思うフリースタイルのメリットは以下の通りです。
・音のニュアンスがパーカッシブになる
・サムとプルのコンビネーションが速く弾ける
僕が好んでフリースタイルを用いているのはこのメリットの側面が強いですね。
フリースタイルで出せる音質が本当に大好きなのです。
通常のスタイルである振り抜き型でも似たような音は出せるのですけどね――。
同じ音は出せません。
自分の演奏を追求する上で「必要だ」と判断をするまではフリースタイルのままでしょう。
そんなフリースタイルにデメリットはあるのか?
あります。
フリースタイルのデメリットは以下の通り。
・ロータリー奏法が不得手である(要所で構え方を変える必要がある)
・サムの音量が小さくなりがち(特にハイフレットや1・2弦)
特にロータリー奏法に対しては工夫が必要となります。
フリースタイルのままだと物理的に弾けませんからね。
(詳細は次の項で動画を使いながら解説してみようと思います)
サムの音量が(ハイフレット等々)で小さくなってしまうのは特徴とも言い換えられます。
ご自分で工夫をしながら個性として受け入れてみて下さいね。
フリースタイルのスラップ(動画あり)
実際に自分がフリースタイルで演奏した動画を持ってきてみました。
普通のスタイルよりも「弾く」というより「叩き付ける」感じがありますよね。
パーカッシブなニュアンスが出せる所以でしょう。
躍動感のあるフレーズにぴったりだな~っと個人的には思っています。
この動画はフリースタイル+ロータリー奏法の組み合わせです。
デメリットの1つに「ロータリー奏法への対応が必要」と挙げましたが工夫次第でどうとでもなる問題。
フリースタイルとロータリー奏法のスタイルを意図的に使い分ければ良い訳です。
親指を器用に曲げたり伸ばしたりとコツは必要ですけどね。
練習次第でこのデメリットは解消可能です。
1つの意見として参考にしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「フリースタイルにおけるメリット&デメリット」について記事を書きました。
メリットについては
・音のニュアンスがパーカッシブになる
・サムとプルのコンビネーションが速く弾ける
デメリットについては
・ロータリー奏法が不得手である(要所で構え方を変える必要がある)
・サムの音量が小さくなりがち(特にハイフレットや1・2弦)
そうは言いつつも努力次第でデメリットは解決できます。
・フリースタイルだから絶対にダメなんだ
・通常の型に戻さなきゃ
と、早計に捉えず
自分の好きなスタイルで最大限を目指そう!!
と、前向きに考えてみて下さいね。
必要を感じた場合には通常のスタイルを履修するのも良いでしょう。
ご自分の「目的」を大事にして取捨選択をしてみて下さいな。
本記事が参考になりましたら幸いです。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではでは~!!