本業は清掃業・夢は専業小説家・趣味はベーシスト
小説
PR

【解説】小説の長さについて | 短編? 長編? ショートショート?

ましゅ / MaSu GAR
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

小説は長さでジャンル分けが存在する

web小説投稿サイトをご覧の方は「短編小説」「長編小説(連載小説)」という区分けがあることをご存じでしょう。

読んで字の如く「短い物語」「長い物語」という区別ですね。

小説を書く際に長さを意識することはとても重要です。

・物語の全容をどのくらいの長さにするのかを考えられる

・自分が掲載(応募)する場所にどの長さが求められているのかを考えられる

・自分の意思で物語の長さを調節する技術を養う

こうしたメリットがあります。

web小説投稿サイトで書籍化を狙う場合には長編小説が多くの場合で求められます。

文庫本にして3冊以上と言ったところでしょうか?

執筆も容易ではありませんよね。

物語の全容を先に決めておかないと書ききるのは難しいと思います。

自分が何処でなにを目指しているのか?

これに合わせて長さのジャンルを選ぶことが必要です。

今回の記事では小説の長さに応じた名前と特徴を4つほど挙げてみました。

是非、参考にして下さいね。

では、どうぞっ!

ショートショート

ショートショートという形式は実は長さの定義がない物語です。

基本的には短編小説よりも短い――原稿用紙5枚~7枚ほどの物語というケースが多いですね。

書くのも読むのもサクッと楽しめる。

そういう意味では初心者の方にも取り組みやすいかと思います。

僕も小説家志望の初心者さんには

「短編小説かショートショートをまず書いてみると良いよ」

と、アドバイスをします。

ですが、

短いから雑に扱っても大丈夫ですか??

と、問われれば

NO!!

と、断言をしましょう。

短いからこそ読者の方を序盤で引き込まなければならない。

全体の何処でも破綻は許されない。

長い物語の中だったら許される矛盾でも刹那的な短い物語ではごまかしがきかない。

そういう意味でも物語をまとめる技術を養う練習になるかと思いますね。

ショートショート最大の弱点は単体での商業的需要が乏しいこと

もちろんショートショートの公募などは世の中に存在しています。

ですがその数は長編小説と比べると規模が小さいのです。

傾向としてのお話ですので参考程度にお願いします。

created by Rinker
¥1,430 (2024/11/24 16:12:19時点 楽天市場調べ-詳細)

ショートショートの書き方を記した書籍です。

右も左も分からない――という方には参考になるでしょう。

短編小説

こちらもショートショート同様に明確な定義が存在しません。

一応は原稿用紙で10枚~80枚ほどが該当しますね。

ショートショートよりは確実に長い物語。

書く難易度はショートショートよりも上ですが達成感は短編小説に分があると僕は思っています。

楽しく書きながら成長をしたい――そういう方はショートショートよりも短編小説の方がおすすめです。

短編小説の弱点は単体での商業的需要が少ないこと

ショートショートと同様ですが短編小説の方が賞は多い印象です。

短編小説を元ネタにして長編小説に派生させる――という例もありますね。

初めての方にもおすすめです。

中編小説

個人的な体感としては1冊で40000文字~60000文字と言ったイメージでしょうか。

原稿用紙で100枚~300枚未満が多いようです。

公募で募集している要項の下限に近いと思いますね。

このくらいの長さなら商業的な小説の需要も増えてきます。

最初から最後まで読者の心を掴んで離さない――。

短編までとは違う技術が求められます。

・しっかり練り込まれた設定と世界観

・魅力的なキャラクター

・破綻のないストーリー

これらを持って最後まで走りきるという力が必要です。

楽な道のりではありませんが達成感はより一層に大きなもの。

書き上げた時の気持ちはひとしおです。

小説家の商業的云々は置いておいても「やれそうだ!」という方には是非挑戦して欲しいところですね。

得られるものは大きいですよ。

ライトノベルを書くという方にはおすすめの書籍です。

肩肘を張らない手軽さが本書の魅力ですね。

長編小説

イメージとしては1冊分~3冊分以上の分量を持つ小説たちを指す感じでしょうか。

原稿用紙で言えば250枚~無限大と言ったところでしょう。

超長編小説も同じ長編小説のくくりに入ります。

実質的には中編小説とやることは同じ。

・しっかり練り込まれた設定と世界観

・魅力的なキャラクター

・破綻のないストーリー

これをさらに長い――超大作になると10数巻というスパンで続ける訳です。

凄まじいの一言ですよね。

web小説の界隈には100万文字を超える1つの作品を書いている作家さんもいます。

物語を書くことが生活の一部になっているのでしょう。

生半可な覚悟では歩めない道のりかと。

自作に対する強い気持ちがある方は挑戦して欲しいな~っと思います。

商業小説を書くのなら間違いなく参考になる書籍でしょう。

僕の愛読書でもありますね。

まとめ

いかがでしょうか?

今回は僕なりにショートショート・短編小説・中編小説・長編小説を解説してみました。

・始めやすさ

・完結させる大変さ

・続ける大変さ

これらは基本的に長さに比例するものです。

ご自分の力量や経験、目的やチャンスなどを考慮して最善の判断をしてみて下さい。

参考になったら幸いです。

ご精読ありがとうございましたっ。

ではでは~!!

ABOUT ME
MaSu GAR
MaSu GAR
小説家&ベーシスト
web小説家歴6年。ベーシスト歴15年。近年は本腰を入れてコンテストや公募に挑戦中。ソロベーシストとしてYouTubeでも活動している。『継続力』こそが最大の強み。
記事URLをコピーしました