【解説】Web小説の流行と廃れについて | ネット小説は不滅だと思う

Q.時代劇は好きですか?
突然の質問で恐縮ですが皆さんは時代劇はお好きでしょうか??
僕が思うに時代劇のストーリーは圧倒的なテンプレートで成り立っていると思うのです。
水戸黄門を例に挙げてみましょうか。
① 徹底した王道の勧善懲悪のストーリー
② 事件 → 解決目前(手回し) → 戦い → 「この紋所が目に入らぬか!」 → 平伏
③ THE テンプレート
でも、僕は時代劇って昔から好きなのです。
水戸黄門と暴れん坊将軍は特に幼い頃から見ていましたし。
コレを「テンプレ系」と断じて「いつか、廃れるだろうな~……」とは思っていませんでした。
事実として今も根強く人気があって廃れていませんね。
いつもお決まりで面白い。
コレは不変の事実としてあると思います。
正体は「安心感」と言えるでしょう。
なので、個人的にはテンプレ系のストーリー(ジャンル)は不滅だと考えます。
どのジャンルにもある程度のテンプレはある
テンプレートに関してはなにも時代劇に限った話ではありません。
ミステリー・サスペンス・ラノベのファンタジー・ボーイ・ミーツ・ガール。
言わずと知れたネット小説(なろう系)
起承転結や序破急――。
こういった王道の流れすらもテンプレートと言って差し支えはないでしょう。
要するに、
面白くする為の土台は既に出回りきっていて皆がソレを駆使している
こういう訳ですね。
僕も色々と作品を書いて来て、触れてきて、創作論を書いて来た人間として思います。
既に作品が「面白い」とされる要素に関してはこの世の中に出きっている。
独創性とはその「面白い」をどのように組み合わせるか??
こういった部分ではないかと思いますね。
ジャンルが潰れることは少ない / 例はある
僕は以上の理由から「Web小説も例外なく廃れることはない」と思っています。
(いやぁ、前置きが長かったですね~……笑)
世にはびこるテンプレ化に対して警鐘を鳴らす方々も確かに居ますし。
僕も過剰なテンプレ化には懐疑的な部分もありますよ。
が、ある程度のテンプレート化は自然発生的とも言えますし避けられないでしょう。
今のWeb小説、ひいてはラノベ業界のこのテンプレ化は止まらないかと。
理由として、
読者がソレを求めているから / 量産的な安心感が欲しい
要するにハズレを引きたくないという心理があるのでは――と思っています。
完全なる独創的なストーリーというモノは要するに突飛で博打的な代物だと言えるでしょう。
そういった作品は読者に対して、
① 不明瞭な世界観をゼロから理解して貰うこと
② 安心感を確定的に用意できない
③ その分だけシーソーゲーム的なハラハラ感がある ← コレが最大の魅力
このような状況を提供します。
面白い作品ならこの不安定感も魅力に映るでしょうが「駄作」と評されてしまったら後の先は目も当てられません。
実に難しい――なので人々は王道的なテンプレートを好む訳です。
書く側にとっても読む側にとってもテンプレ系は実に好都合なのですね。
そういった意味もあって「なろう系」や「最強系」などの王道も今後の中では不滅だと思います。
ただし、
「ネット小説のジャンル内でケータイ小説が過去に消滅しましたよね……??」
コレに関してはガラケーという媒体に依存した小説故に滅びたということ。
つまり、プラットフォーム依存の形だとその時勢に合わせて衰退をしていく訳ですね。
そういう意味では「小説家になろう」というサイトが時代の流れについて行けずに潰れでもしたらネット小説の形も変わるかも??
なんて、想像もできちゃいますね。
今のスマホが次の世代にどうなるのか??
この部分にネット小説という媒体がついて行けなかった場合には滅びるかも知れません。
もうここまで来ると天命――いち個人の人間には分からない運命の部分でしょう。
僕は個人的に滅びずに形を変えて生き延びていくと思いますよ。
是非、皆さんも考察をしてみて下さいね。

まとめ
いかがでしょうか?
今回は「Web小説の流行と廃れについて」というテーマで雑談気味に記事を書いてみました。
僕はタイトルにもあるように「滅びない」という結論を出している側です。
僕はテンプレ系の小説を書くのは苦手ですし不向きですが読むのは好きですからね。
好きな人が居る限りはジャンルは大なり小なり続いていくもの。
世の中には18年前から同じような形で続くオンラインネットゲームもある訳ですし。
先は読めずとも悲観することはないと思います。
(皆さんが悲観しているかどうかは別として……笑)
今、Web小説を書いている方は是非その努力を今後も続けてみて下さいね。
メジャーになって僕の手にまで届くことを楽しみにしています。
僕は僕で独自路線の小説を死ぬまでに1作は書籍として名作を残したいと思います。
(ライフワークの1つとしての執筆なので)
そんな感じ!!
以上です。
ご精読ありがとうございましたっ。
ではではー!!